生ラムのジンギスカン好きですが、昼間から食べられる店は多くありません。
医大近くに二軒の店があり、どちらも昼間の素っ気ない様子から、夜だけの
営業と思っていたら、このケケレはメニューが表に。あれ?やっているの?
外からは、中の様子がまったく見えないので、恐る恐る店内へ。
入ると中は無人で、隣のレストランにお声がけ下さいと張り紙。
ちょっと危ない予感がよぎりますが、出て来たのは穏やかで優しそうな店主。
ランチは無く、昼夜同じメニューで、頼んだのは生ラムと焼き野菜ハーフ。
肉は、ニュージーランド産の生後6ヶ月のラムを、一頭買いしているので
希望の部分(胸腺とか皮とか)を、切り分けてくれるそうです。
注文した生ラムは、前足と後足の腿のミックスで、脂は丁寧に取ってあります。
肩ロースには脂を残してあるそうなので、今度は食べ比べしてみましょう。
「水蘚だけで育て草は食べていないので、臭みも無く、ラムは生でも食べられ
ますよ」と言われ、スライスの薄い部分を口に運ぶと、仄かに甘く、やわらかく
確かにお刺身でも大丈夫です。(あまり厚い部分は噛み切れないので注意)
なので、焼くのも軽く表裏を炙るだけでいただくのがお勧め。
「肉がレアだと、野菜が焼けるのが間に合わない」ので、野菜はご主人が
中華鍋で火を通したものを鍋に載せてくれます。
ちなみに、このジャガイモはご主人が育てた自家栽培野菜だそうです。
タレは塩ダレで、バジリコが効かせてあり、隣でヨーロピアン・ダイニングも
やっているご主人のセンスが活きていますね。
肉はさっと炙る程度なので、煙も脂の飛びもほぼ無く、服に匂いも付きにくい
ので、仕事中のランチでも殆ど問題ないと思います。
ただ一つ、仕事中なので、ビールが飲めなかったのだけが心残り。
食事の最後は、先ほどのタレに熱いウーロン茶を注いで貰いスープに。
生ラム770円、焼き野菜(ハーフ)400円、ご飯小160円、〆て1330円也
普段のランチにはちょっと高いけれど、この美味しさなら文句はありません。
フレンドリーなご主人との会話も、食事の大事な味付けになりました。
それも含め、いや~美味しかった。ごちそうさまでした★★