IT業界で働くシステムエンジニアの皆様
先日、スルガ銀行と日本IBMの裁判に関する記事 を読んで、素直に「あーシステム開発って難しいな~」と感じました。
お客様の立場とSi-erの立場、それぞれ認識や見解はあるのですが、立ち位置が違うのでまったく折り合うことがないのですね。同じ船に乗れるか乗れないか、で、プロジェクトの成否が決まるのだな、と改めて思います。
ゴルフのティーショットと同じで、最初の打ち出し角度は1mmの違いだったのに、200ヤードも行けば30mも50mもの違いになってしまう。。。
それは人材育成についても同じことが言えるのですね。一斉に4/1に入社しても1年後には、すくすく育っている人と退職していく人にパックリ分かれてしまいます。同じ方針で取り組んでも、環境の違い、時間軸の違い、役割の違い、そして本人の違い、いろいろな要素が複雑に絡み合って結論に至る。
去年から今年にかけて採用と人材育成に関する書籍をたくさん読みましたが、この本は実践に落とし込めました。私が経験したことに対して、どう対処すればよいのかが書かれています。育成プログラムをどうやって体系立てて組み立てればよいか、そしてそれをどうカリキュラムにすればよいか、のヒントがたくさん書かれています。
例えば、「事業に利益をもたらすための人材育成」「企業理念を実現するための人材育成」。
今、「ベストを尽くしているのか」を厳しく問われる組織作り。
「勝ちぐせをつける」
というように、会社経営レベルから個人のアクションまで、ブレークダウンされています。
そして、一番最後のコラムが一番印象的でした。
「脱皮できない蛇は滅びる」
です。脱皮には恐怖が付きもので、それまで居心地がよかった皮を捨てて、そして、脱いだ結果としてこれまでの自分よりよくなるかは保証がない中で脱がなければならない恐怖に打ち勝つ必要がある。それに勝てた人のみが人材コモディティーから抜け出せる、という主旨です。
そんな人材育成ができる仕組みを作るのも経営です。
また、書きます。
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