IT業界で働くSEにとって、「サービス」ってなんだろう、とよく考えます。私は今、営業を担当しているので、特に感じることは、技術偏重のエンジニアが多い、ということです。
お客様からお金をいただく、そのためには何をすればいいか、という視点が欠けている気がしています。もちろん社内SEであれば、全然問題ありませんが、お客様へ提案したり、仕様を決めたりするSEであれば、お客様の視点で物事を考えることが必要ですし、プロの見地からお客様へアドバイスする、ということも時には必要です。
こういうノウハウは、IT業界以外のところから盗むのがいいのではないかと考えています、というより、それしかないかもしれない。
田崎真也氏の著書「田崎真也のサービスの極意―お客様にお楽しみいただくヒント」では、ソムリエとしてだけではなく、サービスする人としての視点が書かれています。料理人の世界にある既成概念との戦い、日本料理とフランス料理の違いと融合、ソムリエとウェイターの垣根排除、等、いわゆる「壁」との戦いが描かれています。
一番印象に残ったのは、「今までと同じ」をぶちやぶれ、ということです。
ついつい、前例主義になってしまうのですが、それを超えられない限り新しい世界は見えてこない、そう考えています。
IT業界に必要なサービス、というのもそうした既成概念をやぶっていかないと見えてこないですよね。