プロジェクトマネージャになるためには、いくつかの能力を備える必要があります。その一つに、問題を的確に把握する能力があると考えています。では、的確に問題を把握するにはどうすればよいか、それはまさに「聴く」力を身につけることに他なりません。
聴くといってもただ単に聞くだけではだめで、「アクティブリスニング」の手法を使って、積極的に聴く、傾聴する必要があります。
最近気づいたのですが、作家の仕事というのは、ある意味では、「もやもやとした事象を正確な言葉で表現すること」です。一方、コンサルタントの仕事は、クライアントのもやもやした課題を、ヒアリングや様々な手法、ツールを使って、正確に抉り出していく、具体的に描写する、ことだと言えます。
両者には共通点がありますね、それぞれの手法を通じて、あいまいな状況を正確な言葉に置換する、ということです。
で、このことは、SEに必要な能力なんですね。お客様のニーズ、業務要件というのは、常にあいまいで、お客様自身も正確に説明できない可能性もある。それをきちんとお客様の視点で解釈して仕様書に落とす、これがSEの使命なんです。言ってみればこれが、プログラマーとSEの分水嶺ではないでしょうか。