「多重下請け構造の終えん」は本当にくるのだろうか。 | ロマンチックなSEがIT業界を変える。

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IT業界で働くシステムエンジニアの皆様

面白い記事を見つけました。
 「多重下請け構造の終えん
です。

以下の2つの「外圧」によって、多重請負がなくなっていく、という話です。

(1)ユーザー企業が、品質管理の強化と併せて多重下請け構造の見直しを求める

(2)厚生労働省や各都道府県の労働局による「偽装請負」の摘発・指導強化の動き

この話のポイントとしては、
 ・誰にメリットがあるのか。
 ・IT業界を発展させながら多重請負をなくすなんて本当に可能なのか。
だと考えました。

多重請負をなくすとすると、1次請けの下に中小のSierをぶらさげてフラット構造にする、ということになりますが、各分野で力を持っているSierは限られています。また、不景気で採用数を減らしている今、固定費となる正社員をどんどん増やせる会社は少ないです。

さらに、IT業界の景気は、企業のIT投資予算と連動していて、IT投資予算は広告費と並んで柔軟に調整できる費用なのです。固定費を増やせば安定的に案件を獲得する必要がありますが、お客様のほうが柔軟な予算執行をIT投資には求めていることを考えると、既に矛盾があります。

偽装請負の問題については、IT業界独特の商習慣があり、今の法制度をそのまま適用するのは難しいはずです。各会社で、元請け会社との調整をリーダになってできる人材はそう多くありません。派遣先の会社がたくさんある中で、すべての案件のインタフェースをして部下の管理をするのは実質ムリです。もちろん過重労働でメンタルになる人は防がないといけませんが、その話と多重請負の話は分けて考える必要があります。

優秀な人材を金融業界や商社等にとられないようにIT業界を魅力的にする、エンジニアの地位を向上する(社会に提供している価値に見合った報酬をいただけるような相場作りをする)、理系が楽しいという教育をする、などなど、たくさんできることはありそうです。

少なくとも、正社員、派遣社員、パートタイマー、アルバイト、多様な雇用形態を進めようとしているダイバーシティ系の話と、多重請負をなくしていく話は、真逆な気がします。

この記事の続きを早く見たいものです。