IT業界で働くSEの皆様
前回も書いたのですが、現在、遠隔地にいるチームと共同で行うプロジェクトリーダをやっています。
今では、直接会う以外に、電話、メール、テレビ会議、メッセンジャー等、様々なコミュニケーションツールが用意されているので、適切に使いこなせれば、なんとかマネージできるのではないか、と考えています。
先方のマネージャは、「お客様のすぐ近くに移動(異動)してこないと絶対成功しない」という理論の持ち主なのですが、私は違うと考えています。
オフショア開発での成功事例はたくさんありますし、開発までに一回も顔合わせしないオフショアメンバがいたりします。
つまり、昔は、全メンバが面前にいる、ということが前提でのマネジメント技法だったのを、メンバが分散していることを前提にしたマネジメントに変えていかないといけない、ということだと考えています。
PMPの理論では、全メンバが一同に会する「ウォールーム」を設けることを定石としてますが、それが無理な場合には、他のコミュニケーションツールを活用することを提唱しています。
私が今重視しているのは、各メンバの目標と成果物を明確にすることです。それは、最初が肝心です。走り出したら、あとは微修正しながら、走り続ける。
ところで、9月4日号のプレジデント98ページに興味深い記事がありました。いつも、私が楽しみにしている「ハーバード式仕事の道具箱」なのですが、「遠隔地の部下と心理的距離を縮める方法」として、
①直接顔を合わせる時間を作る
②明確な目標と期待を設定する
③仕事の進捗状況が目に見えるようにする
④継続的なフィードバックを与える
⑤ここのメンバーの能力を他のメンバーに知らせる
といったポイントが書かれていました。
特に①②が重要だと私も考えています。
なかなか直接顔をあわせる機会がありませんが、その貴重な機会を最大限活用して、明確な目標と期待を設定する、そして、「信頼関係」を構築していく、こういった地道な作業が、最終的にはプロジェクトを成功に導くのですね。