君が降る日 / 島本理生
恋人・降一を事故で亡くした志保。
彼の母親が営む店を手伝う彼女の前に現れたのは、その事故の原因をつくった五十嵐だった。
彼の存在を受け入れられない志保だったが同じ悲しみを抱える者同士、少しずつ二人の距離が近づいていく…。
「君が降る日」他、二編収録。
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とても柔らかい文章が大好きなのですが登場人物がウジウジしていいて
なんとなく合わないなーと思いながらも手に取ってしまう島本作品。
今回の君が降る日も同じようなテイストの人たちが出てくるのだけど
ずっと読んでいたい気持ちにさせられた本になりました。
今まで読んだ島本さんの本の中でこれが一番好きです。
そう思っているのは私だけかなと調べてみたらこれがけっこういらっしゃる。
みなさん同じように感じていたのですね。
続きが知りたいようで知りたくない。
そのくらいがちょうどいいのかも。