カンランシャ / 伊藤たかみ
夫婦でいるとか、恋人でいるとかって、本当はどういうことなんだろうな。
不動産会社に勤める瀬尾隆一は、大学時代からの先輩・蛭間直樹の妻・いずみのことが気になっている。
いずみから直樹が浮気をしているのではないか、と相談を受けたのがきっかけだった。
自身の妻・信子とは2年前から別居中で、すでに愛情は枯れてしまっている。
次第に距離を縮めてゆく二人だが、失うには大きいものが多く、なかなか踏み込めない。
そんな関係が煮詰まってきたある日、直樹が病院に運ばれた―。
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図書館に絵本の返却に行った際、返却台にあったこの本。
よく中身も見ずに借りたのですがCLASSYに連載されていたものらしいです。
結局のところ、みんな勝手だ。
大切な人を奪う、奪われる。
そこまでしてでも一緒になりたいと思う原動力って何だろう。
元夫の彼女もそうだったな。「そこまでしてでも一緒になりたい」って言ってて。
でも結局のところ、心も体も疲れてしまったみたいだけど。
久々に本を読んだら色んなことを思い出してしまった。