CHICA LIFE / 島本理生
付き合うのは問題のある年上男(「問題のある男」)ばかり。
幽霊が見えるダンサーの母(「幽霊VS.母の話」)を反面教師に、
恋愛の相性が完璧な弟(「弟コンプレックス」)を可愛がってみたり、
引きこもる“ゲーマー”の彼と同棲(「オタク(?)の生態」)してみたり。
まともなのは島本さんだけなのか、それとも…?『ナラタージュ』の切なさはどこに?
恋愛小説の名手・島本理生のリアルワールド。
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島本さんの小説は何冊か読んだことがあるのですが
そこから見えるのはとても繊細で透明感のある文章なので
で森ガール?のようなイメージでした。
ところが島本さんってこんな人なんだ。小説とは全然違い、
このエッセイ、爽やかにこのイメージを裏切ってくれました。
思わず笑ってしまう場面ばかりでほんとに「ナラタージュ」を書いた人と同じ?
と疑ってしまいます。
と同時に小説も読みたくなりました。
そそ、本文の中に四字熟語を2つ思い浮かべるというものがあって
最初に浮かんだものは人生観で2番目は恋愛観を表すというのですが
オットは
1、弱肉強食
2、一石二鳥
でした。むー、うまく当てられてる気がします。みなさんもやってみてくださいー。