森に眠る魚 / 角田光代
東京の文教地区の町で出会った5人の母親。
育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。
―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。
心の声は幾重にもせめぎあい、壊れた日々の亀裂へと追いつめられてゆく。
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子供を持つと独身時代とは違った人間関係ができるわけで
私ももれなくママ友という友達?知り合い?が何人かいます。
いつも思うのはどのくらいの距離感で付き合ったらいいか。
なんてくだらないことを考えたりしているんだけど読んでいるうちに
5人の母親の気持ちがすごく理解できるし共感するところもちらほら。
私もこうなってしまう要素があるんだろうか。
妹が子供を私立の幼稚園に入れたってだけでなんだかザワザワしちゃったし。怖いな。
もちろん妹だから対抗心メラメラとかはないんだけどなんかね。
まだムスッコも小さいし、土地柄、地域柄、お受験も遠くのことで
私のお付き合いしているママ友さんにはこういった人たちはいないけれど
状況が揃えばしんどいお付き合いをするのも仕方のないことなのかなー。
学生時代から群れないでいたけど母親になったらやっぱり不安で
同じような月齢の子を持つママのブログを徘徊しては
「成長早いなー」なんて思ったりもする。
今の月齢だと発達は個人差も大きくて当たり前だしそれほど気にしてないけど
もっと自信を持ってムスッコと接したいなと思う。
ブレない育児は難しい。