メモリー・キーパーの娘
1964年のある大雪の夜。
医師デイヴィッドと妻ノラは、男女の双子に恵まれるが、女児はダウン症だった。
デイヴィッドは妻を悲しませたくないがために、とっさに娘を人手に渡し、妻には死産だったと偽るのだが…。
一見裕福で幸せそうな夫婦、娘を預かった孤独な女、別々に育てられる兄妹―たったひとつの嘘によって、それぞれの人生がもつれた糸のように複雑に絡み合ってゆく。
口コミで広まり、1年半にわたって全米ベストセラーとなった異例の小説。
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翻訳モノは苦手でしてあまり手を出しません。
どこでみたんだか忘れちゃったけどブログで紹介されてて
ちょっと読みたいなと思った1冊。
デイビッド自ら取り上げた双子の子供が息子は健常児、娘はダウン症。
「娘は死んだ」と妻に嘘をつき、看護士にその子を施設へ預けるように依頼することから
物語は始まりますが施設の様子を見て預けるはずだった娘を看護士が育てていきます。
妻を悲しませたくないと思いついた嘘。
この場面では仕方ないかなとも思う。
でもこの嘘が原因で大きな隔たりができてしまい家族を守れなくなってしまう。
デイビッドがちゃんと言わないからさー。
どんどん壊れていっちゃうんだよね。
アメリカではダウン症の子が産まれたら施設行きなのかな。
そんなところもちょっと考えてしまいました。
本の帯には
読み始めると、ページを繰る手が止まらない。読み終えると、友達みんなに薦めたくなる
とあったけれどそこまでは・・・。といった感じ。