とんび / 重松清
つらいときは、ここに帰ってくればいい。
昭和37年、ヤスさん28歳の秋、長男アキラが生まれた。
愛妻・美佐子さんと、我が子の成長を見守る日々は、
幼い頃に親と離別したヤスさんにとって、ようやく手に入れた「家族」のぬくもりだった。
しかし、その幸福は、突然の悲劇によって打ち砕かれてしまう―。
我が子の幸せだけを願いながら悪戦苦闘する父親の、喜びと哀しみを丹念に描き上げた、
重松清渾身の長編小説。
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出産してから特に涙もろくなってしまった。
明治安田生命の小田さんが歌ってるCMを見るだけでうるうる。
特に子供ものがやばくて親になるってこういうことかーと思うことしばしば。
さてこの本。
アキラが生まれて幸せいっぱいの中、突然妻・美佐子さんがなくなり
不器用で照れ屋の父・ヤスと優しい息子・アキラの親子二人たくましく生きていくお話。
重松さんの作品は泣けるものが多いのですが今回もアタリ。
切なくて切なくて泣きっぱなしでした。
父親版「東京タワー」といった感じ。
ものすごくうっとうしいけど父親っていいな。
父親の記憶は全くないけどオットにはこういう父親になって欲しい。
