余命 / 谷村志穂
がんと闘い生を勝ち取るか、子供を産み命を託すか。
余命を決めるのは自分-。
妊娠と同時にがんが再発した女性医師の下した壮絶な決断とは。
命あるものすべてを抱きしめたくなる感動長篇。
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産後第一冊目はこの本でした。
何冊か出番待ちの本があるんだけど後回しにして一気読みしたこの作品。
結婚10年にしてようやく宿った命と乳がんの再発。
外科医である主人公の滴が子供を取るか諦めてがんの治療をするのかというストーリー。
私だったらどうするか。ずっと考えながら読んでました。
どっちを選択するかなんて考えなくたって分かる。答えは一つ。
主人公の滴も同じ。
とても静かに物語りは進んでいくので涙なしでは読めないって感じではありません。
でもとても芯の強い女性のお話。
母は強しです。
来年2月に映画化されるようで主演は松雪泰子さん。
女医役がぴったりだわ。
