椿山課長の七日間 / 浅田次郎
浅田 次郎:椿山課長の七日間
激務がたたり脳溢血で突然死したデパートの中年課長が、たった7日間の期限つきで現世に舞い戻ってくる。ただしみずからの正体を明かすことは許されず、39歳の独身美女の姿を借りているため、行く先々で珍騒動が巻き起こる。家族に、仕事に、やり残したことをやり遂げ、主人公は無事成仏できるのか。行動をともにするやくざの組長と小学生のストーリーをからめつつ描かれる、ハートウォーミングな「死者の自分探し」の物語である。(引用:Amazon)
おとといまで読んでいた本です。
考えてみたらプリズンホテル以来、この著者の作品を読んでいませんでした。
ある日、接待中にぽっくりと死んでしまったデパートマン椿山課長。
間違えて殺されてしまったやくざの親分武田。
交通事故でイノチを落とした雄太6歳。
この3人が特別に許可を得て、他人の肉体を借りて7日間だけ現世へ舞い戻るお話。
もし私だったらどのような姿になって現世に戻れるんだろうと考えた一冊。
そして死後の世界がこの本のような所だったら死ぬのも怖くないなとふと思った。