レミリア「うーん…朝なのに目が覚めてしまったわ」
朝、この時間なら大抵の人間たちは起きている時間帯だ
しかし、彼女は吸血鬼「レミリア・スカーレット」
主に夜に行動する種族の末裔だ
レミリア「さくやぁーさくやー?」
レミリアが誰もいない空間に従者の名前を呼ぶと
突如、メイド長…十六夜咲夜が現れた
咲夜「お嬢様、今日はお早い起床ですね」
レミリア「えぇ、なんだか目が覚めてしまったわ。とりあえずお腹が空いたから
何か食べ物をちょうだい」
咲夜「はい、かしこまりました」
レミリアの命令が終わると同時に
咲夜の姿はもう部屋にはなかった
レミリア「ん?廊下に気配を感じる…誰かいるのかしら?」
この屋敷の住人の気配ではない
謎の人物に注意を向けながら
いつでも戦闘ができるように準備を整えた
そして廊下の足音が部屋の前で止まるや否や
扉が豪快に開け放たれた――――
☯紅魔館地下☯
???「はーあ…つまんないよぉ」
紅魔館の地下に閉じ込められている
小さな少女はつぶやいた
小さな少女を一人にするのはとても可哀そうだと
見た人間は思うだろう
彼女だってどうして閉じ込められているのか
理解できていない
たまに城の中を散策できる程度しか
少女に自由はない
???「久しぶりに、あの人たちと弾幕ごっこで遊びたいなぁ」
とても楽しそうに
しかし、その瞳には無邪気な瞳ではなく
狂気しか現れていなかった
???「フフフ…アハハアハハッ!」
少女の笑い声に
もはや理性など含まれていなかった―――
今回の登場人物
レミリア・スカーレット
永遠に紅い幼き月
???
さぁ次回は???ちゃんが大暴れするかもだぜ