乳がん治療の抗がん剤中
に、漫画家になる夢を追いかけつつも、合コンで婚活を再開した35歳当時の私
とある有名外資コンサル
との合コン
で、遅刻してきた男子
彼は、明らかにガチガチに緊張している様子
で、口もうまくまわってなかった
前髪パッツンの坊っちゃんカットで
童貞っぽいヲタクだな……
（失礼m(_ _)m）というのが、最初の印象だった
ガタガタと小刻みに震えながら
「オ…オコ…コココ、こんばんは
」
「ワガハイはヨシオでござる
」
と、ウケを狙ってではなく、素の状態で言うのだ
ヲタク度が伝わるだろうか
私は勝手に彼を『キモヲタ君』と名付けた
（もちろん心の中で）
(抗がん剤中も、ウィッグをかぶって、合コンに女子会
にと精力的に活動していた頃の私
)
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