乳がん治療の抗がん剤中に会ったイケメンとの4回目のデートで、彼がウィッグ触れ、バレたくなくて思わず振り払ってしまった35歳当時の私
「あッ…ありがとう!」
と言いながら、顔をそむけてしまった。
(うわぁ…この態度、マジ最悪…でもヅラだけはバレたくないし…)
すると
「……」
「俺のこと嫌いなの…」
と蓮君
むしろ逆である。気になってるし、好かれたい
でも
だからこそ距離を縮めるのが怖い
首をブンブン横に振る私
「良かった…じゃあさ」
「特別にキスしてもいいよ」
と蓮君
なんじゃそのセリフ
世の中にイケメンしか言ってはいけないセリフがあるとしたら、間違いなくその中の1つだろう
戸惑いながらも私がとった行動は…
(乳がん治療の抗がん剤中のウィッグをかぶった私。ウィッグをかぶっている自分に自信が持てず、写真は後ろの方で写ることが多かった)
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