亡き父
私は亡き父に一度も叱られた事がなく
また手を挙げられた事 もない
優しい父だった
お酒の好きな人で
飲みすぎると心配する私に「これだけが楽しみだ」と
義父と義母は私には、とてもきつい人で
叩かれた事もありますが
きっとね
義父たちは早くして親を亡くした私に
自分たちが二人分の親代わりと思っていたのでしよう
亡き父へ
義父の遺骨を持ち帰った時に
「そちらに義父がいきます、一緒に大好きなお酒飲んでくださいね」と頼む
89歳まで全部が自分の歯だった義父
最後は
大好きなお酒もいや
水が飲みたいって言う事さえも酸素マスクしていて
叶えてあげられなかった
もう痛い思いも 苦しい思いもしなくていいから
好きなだけ飲んで 好きなだけ食べてね。