弟の時 私は自分自身を責めた
もっと早くに学校から帰れたら
弟の事故はなかったのではないか?とか
特に弟を溺愛していた母の悲しみぶりは
側にいて見ているのが辛かった。
母の「どうして幸坊(弟の愛称)なんだ?」
との言葉に私だったら母もこんなに悲しまなかったのでは?
とか馬鹿なことを思ってみたり、いや実際そうだったかもしれない。
弟を亡くすより私の方が少しは悲しみが少なかったかもしれない。
そんな事を思い、そして母の姿を見ては
崩れて行く家族の中一人泣く日ばかりだった
学校で心ない一言で傷つき
その事を父に話すと無口な父が
そっと抱き寄せてくれて「お前がいるから母さんも父さんも生きて行こうって思えるんだ」
そう言ってもらえた時に胸につかえていた物がストンと落ちた気がする。
そして父が続けて「お前は父さん達にとって必要なんだ」って言われて胸が熱くなった。
両親が生きている間は私は死ねないとも思った。