「パイロットの妻」

 アニータ・シュリーヴ 高見浩 訳 (新潮社)

 読書日 2005.3 ☆☆☆


パイロットの妻であるキャスリン。その時は突然やってきた。
墜落した飛行機を操縦していた夫。そして夫の隠された秘密。
徐々に明らかになっていく夫の別の顔。
ただ不倫して他にも妻(?)子がいた...
というだけの話では終わっていないところがよい。
ティーンエイジャーの娘との対話もリアリティがあってよい。
しかし夫であるジャックを褒めている文章が多いにもかかわらず、
ロバートのほうが魅力的に感じた。

  教訓  「油断大敵」 (笑)