先日のことですが、妻と2人で観てきました。
※映画の個人的感想が続きますので、若干のネタバレ注意です!
毎度のことながら賛否両論いろいろとあるようですが、自分はすごく感動しました。
実在する零戦の設計者「堀越二郎」が主人公とあって、そちらばかりメディアにとりあげられがちですが、物語の核となるヒロイン「里見菜穂子」との恋愛部分は作家「堀辰雄」のオマージュが色濃いようです。
もし映画を鑑賞する前に予習をするのであれば、「堀越二郎」よりも「堀辰雄」を勉強するべきなんじゃないでしょうか。
先入観にそういうズレがあるあたりが賛否分かれる大きな原因な気がします。
まぁ、かくゆう私も「堀辰雄」の作品読んだことありませんでしたが(汗)
あと、こちらも賛否両論あるみたいですが、声優陣の方々。
特に主人公「堀越二郎」の声優を担当した庵野監督!
あの理数系っぽい淡々とした声、すごくよい存在感だったと思います。
飛行機のエンジン音やプロペラ音、機械ではなくて人間の声で再現したらしいのですが、よもすれば二郎よりも二郎が設計した飛行機の方が人間臭い音がするんです。
それがまたいい!
菜穂子は結核という限られた時間の中を精一杯生きていますが、二郎も「設計者の寿命は10年(カプローニ談)」という限られた時間の中を精一杯生きていたんでしょう。
恋人との病気による別離、と聞くといかにもありがちなテーマのようにも感じかねませんが、それを陳腐にも、ただただ重苦しくも感じさせない物語全体の躍動感と情緒を感じられました。
映画館で隣の席に座った若いカップルも、持ってきた山盛りポップコーンが上映終了後に館内が明るくなったときに山盛りのままでした(笑)
その反対隣には泣きすぎて鼻をズビズビさせている妻(笑)
もし少しでも気になっている方がいたら是非とも映画館で観ることをオススメします。
余談ですが、実家に帰宅後実家の本棚の奥から出土しました(笑)
文学部卒の母の本で、昭和44年に刷られた第48刷とのことだったのですが、なんと定価が100円!
時代を感じます(汗)
折角の機会と思い読みましたが、定価以上に時代を感じる内容でした(汗)
それでもジブリ映画版「風立ちぬ」が堀辰雄の世界から生まれたと感じるエッセンスが随所に見受けられました。
こちらは興味本位での読了は厳しいかも…とも思いますので、本当に興味のある方か昭和初期の文学作品に趣きのある方にのみオススメします(それはオススメとは言わない。








