一休 ‐とんち小僧の正体‐ 五島美術館 | ちわ☆わんつーmemory 

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日々の忘れたくないこと


一休さん
私個人としては興味がある人物でもないのですが…

では、何故見に行ったのか? というと静嘉堂文庫美術館 のある二子玉川駅とこの五島美術館がある上野毛は隣同士の駅なのです。
東急大井町線

また、この五島美術館

東急電鉄の元会長、五島慶太の蒐集した美術品を所蔵する美術館です。

なんだか静嘉堂文庫美術館と共通点があったり、駅が隣だったり

そんなで、こちらへも行って来ました。

しかし一休和尚ひとりの名前での美術展とは どんな展示品があるのでしょうか?

まず、一休さんとは?
室町時代の人で、禅宗の僧侶。自由奔放 反骨の人
その行動は当時の仏教の権威や形骸化を批判・風刺したからとの説が
それで民衆の共感を得た。
後小松天皇の落胤という説が有力
出品の中に後小松天皇宸翰仮名消息なんてものがありまして「やっぱり!」とか思ったのですが…
これは愛知の徳川美術館収蔵品なので、内容は関係ないのかな…?

まず、展示されている一休宗純像の多い事
それも顔がよく似ている

ただし、よく見ると目線が違うものがあります。
横目のものと、正面向いた目とあるんですよ。
メモしてくるのを忘れて…とても残念なのですが、元々原画のようにモデルとして使われた絵がありました。
そして、その絵に似通った絵が
自賛の書かれた絵も多かったので、本人満足した絵なんでしょうね。

私は一休というと川鍋暁斎の絵から地獄太夫とのつながりが思い浮かぶので
これは月岡芳年の一休地獄太夫之話ですが展示されてよかったです。

また、一休さんが持っているどくろですが
展示されていて、気分が高揚
「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」
この狂歌、一休さんが、地獄太夫に贈ったという説もあります。

アニメの一休さんは見ていないので、虎や橋の逸話くらいしか浮かばないけど。。。
明治時代にも一休さんの本がたくさん製作されていて、根強い人気を偲ばせます。