- 最近読書の領域がどんどん広がってます。 この作品も今までだったらあまり手を出さない系統だったのですが…
- 読書好きブロガーさんの紹介記事は、この続編「借金取りの王子」でした。 これがおもしろそうだった。
- それで先に前編であるこちらを、と読み始めて夢中になりました。 やっぱりおもしろい
- 君たちに明日はない (新潮文庫)/垣根 涼介
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「私はもう用済みってことですか!?」リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。どんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、なぜかこの仕事にはやりがいを感じている。建材メーカーの課長代理、陽子の面接を担当した真介は、気の強い八つ年上の彼女に好意をおぼえるのだが…。恋に仕事に奮闘するすべての社会人に捧げる、勇気沸きたつ人間ドラマ。山本周五郎賞受賞作。 (データーベースより)
ここに登場する人物は運がいい
リストラされそうでハッピーもないもんでしょうが
とても現実的な話ですね。「リストラ」
リストラの対象者として自分の勤務先の人間からでなく、それ専門の会社から首切りを宣言される。
このような会社もあるんですね。
退職を勧められる。
どうなんでしょう?そこまでされても会社に残りたいでしょうか? リストラの対象にされた。それだけでプッツンしてしまいますよね。陽子のように。
だけど、生活のためには決断できない。 それがわかっていながら宣告する真介の仕事。ストレス溜まりそうですが‥
真介が真摯にこの仕事に携わっているのがとてもすてきです。
その対象者―ここに登場する人たち
小説だから、ここに登場する人たちはその後どうにかなるんです。
じゃあどうにかならない人はどうなるの?
現代の社会状況を振り返ってしまう
デスクワークでずっと過ごしてきたから、「仕事か作業か」このことばはインパクトありました。
現実的な話は時々読んでいて辛い。
辛いけどその後も読みたくなる。 これは皆が前進しているからでしょうね。そして真介のがんばり
真介はじめ登場人物がみな魅力的 「よかった」と同調して喜べる結果です。
こんなにリストラされてうまくいく例はほとんどないでしょうが、自分のやったことは自ずと後ろから付いてくる。
だからがんばろう
よろしくお願いします。