～憧れだったきものをまとうだけで
年齢や体型の思い込みがスルスルっと外れ
洋服のように気軽にきものを取り入れながら
上質ライフ美人になる～
きものLifeプロデューサー
星 君枝です。
10月になりました。
いつもなら涼しくて気候が良いのだろうけれど、10月1日に30℃って・・・
洋服なら半袖を着れば良いのだけれど、実は着物には衣更えの慣習があるんです。
10月～5月 袷（あわせ）
裏地（八掛）を付けて仕立てた着物
〔素材：正絹、ポリエステル〕
6月、9月 単衣（ひとえ）
裏地（八掛）なしで仕立てた透け感のない着物
〔素材：正絹、綿麻、木綿、ウール、ポリエステルなど〕
7月、8月 薄物（うすもの）、または夏物
夏向きの透け感のある生地で仕立てた着物
〔素材：正絹、麻、綿麻、自然布、ポリエステルなど〕
図にするとこんな感じです。
実際問題、5月や10月に袷を着たら暑いですし、10月に30℃もあったら単衣の着物でも汗だくになり、着物も汗で汚れてしまいます。
ポリエステルなどの洗える着物ならまだしも、正絹は自分では洗えないのでお手入れに出さないといけません。
（絹に汗がつくと汗ジミの原因になります。）
現在の着物の衣更えの習慣は、明治政府の定めた制服の衣替えにならったもので、現代の気候には適していないのです。
平成、令和と地球温暖化による気候変動で日本の四季も春と秋の期間が短くなり、夏が長くなってきました。
今までの衣更えの慣習に囚われていると、着物を楽しむこともできません。
私も日常に着物を着るようになる前までは袷の着物しか持っていなかったので、暑い時期に着物なんて、と思っていた一人です。
（浴衣も暑いので着たいと思っていませんでした
）
これから着物を楽しむには、
9月だから単衣
10月だから袷
など、従来の月ごとの衣更えではなく、着る人がその日の天気、温度などの個人の体感で臨機応変に楽しんでいいと思っています。
ただし、フォーマルの場合は、自分が楽しむのではなく、主催者などお相手のために着るものなので従来の衣更えルールに従ったほうがいいでしょう。
私は暑がりなので、従来の衣更えはそれとして、体感重視でその日の最高気温を目安に着物を選んでいます。
～20℃ 袷
20℃～27℃ 単衣
25℃～ 薄物
たとえば、3月や11月でも気温が20℃を超える日は単衣を着ますし、寒そうな日は袷にします。
こんなイメージです。
衣更えのルールはあくまでも目安と考え、9月～10月上旬は透け感の少ない夏物を着ることも多いです。
私自身、快適に着られるように着物を楽しんでいますし、生徒さんにもそのように伝えています。
9月下旬や10月上旬に30℃になることは、来年以降も続くかもしれません。
着物はファッション。
洋服と同じように体感でコーディネートを選んでいいんです。
大人かわいい、ガーリー、はんなり、シック、エレガント、フェミニン
今日の私はどんな私？
大人かわいいコーディネートにはメイクもかわいらしさをちょっぴりプラスして♪
そういう風にセルフプロデュースできたら、
洋服のように気軽に着物を着こなし、なりたい自分になれるんです
着物のしきたりだけにとらわれず、
あなたらしさ120%でおしゃれを楽しんでくださいね♪
コーディネートやメイク、着こなしなど着物のトータルサポートのご相談はお問い合わせくださいませ。
自分を認めてあげて自分を大切にすることは
幸せな上質ライフ美人への一歩です♪
きものLifeプロデューサー
星 君枝
着付け師
着物スタイリスト
パーソナル着物スタイリスト
伝統色彩士協会認定伝統色彩士
和のパーソナルカラー診断士
アップップメソッド協会認定インストラクター
ゼロから着物を始めたい方へ♪
事前の知識がバッチリ身に付きます
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