長塚京三、沖縄弁マスターし「晴れて沖縄リゾートに遊びに行けそう」
映画「ひまわり 沖縄の空は、あの日を忘れない」
1月26日(土)新宿の映画館で、初日舞台挨拶に長塚京三さんと、須賀健太くんと、福田沙紀さん、及川善弘監督が登壇した。
長塚さんは、米軍の飛行機事故を小学校の生徒で、転校生で隣の席の少女と、ひまわりの好きな男の子の二人の友人を亡くし、ずっとうっ屈した悲しみを耐え忍んできたおじいさん役。沖縄の方言を親しくなってマスターし、島唄と三線をたくさん練習をして撮影に挑んだと言っていました。
須賀くんは、自身より年上の大学生で、恋人のいる役も初めてで、長塚さんの孫の役。三線を止めてしまったおじいさんがコンサートで三線を弾いて、再び音楽を始め、気持ちが前向きになったんですね。
「人にやさしく」でお父さんがわりだった香取慎悟くんの息子役の須賀くんが18歳、「イナズマン」に恋人のいる大学生と、大人になりましたね。
能年さんは、須賀くんの大学の同級生で恋人だけど、米軍基地でお父さんが働いているので、基地に反対する須賀くんたちとギクシャクして、心がすれ違い、お互いに想いあっているのに、初々しい恋人たちでした。
私は、26日限定の関内小ホールで見てきましたが、映画の終了後に出演者の舞台挨拶があり、徳元裕矢さん、戸井智恵美さん、小林優斗さんが登壇されて、撮影の裏話が聞けました。思いがけず、イケメンと美少女に会えてラッキーでした。
撮影期間は短いけど、とても仲良くなって、東京で会って飲みに行ったり、遊びに行くほど気があったとか、そういうことは今まで無かったそうで、チームワークの良さが出ていました。
須賀くんや能年さんの、大学のゼミ仲間、一緒に事件について調べてインタビューをしたり、徳元さんはコンサートのMC担当、小林さんは本土から沖縄の大学に入り、方言を使わなくていいという役でした。茶髪が黒髪になって、長くなっていたので、気づきませんでしたが、名前が優斗なので分かりました。
小林優斗さんは、映画「ワカラナイ」で主演、映画「スラッカーズ 傷だらけの友情」に出演していました。
徳元さんは仲間でただ一人沖縄出身で年長の俳優さん、戸井智恵美さんは、杏ちゃんが魔女役で出演するWOWOWドラマ「ホリック」に出演します。
福田沙紀さんは、1959年当時の小学校の教師役、教室でミルク給食の時間に飛行機が飛び込んできた。子供たちを避難させる役で、児童が亡くなったのは自分のせいだとずっと悔やんでいました。
鈴木裕樹くんは福田さんの同僚の教師役で、子供たちとひまわりの種を学校の庭に撒いていました。
福田さんと結婚の約束をしていたけど、もっと民主主義を学ぶためアメリカに留学するため、教師をやめて米軍基地で働きながら英語の勉強をしたいというボジティブな役で、待っていて欲しいと言ったけど、断られて別れてしまいました。
事故の時にアメリカの将校とともに駆けつけて、立ち入り禁止と銃を持った兵士に止められたけど、助けに来たご両親たちと、子供たちを助けに行く役でした。裕樹くんが亡くなる役でなくて良かった。それが一番の気がかりでした。
壊れていても、軍用戦闘機は、軍事機密だったのでしょう。
飛行機墜落事故は1956年、積んでいた爆薬は海に捨て、飛行士はバラシュートで脱出して、もう少し進路をずらしていたら、小学校は避けられたはずだった。
海に沈んだ積んでいた爆弾は、どこかの国に落とすはずだった爆弾です。
その協力をしているのは、日本です。
戦争になれば、狙われる立場になるのは、基地です。
沖縄返還は40年前1972年、1945年第二次大戦後から沖縄はアメリカの占領下、植民地時代で英語は必須。パスポートが無いと沖縄には入れませんでしたからね。
返還されるまで、那覇空港はアメリカ軍の那覇飛行場。航空自衛隊の飛行機が使用したり、民間空港となってから、東京からの直行便が出来て、観光業界が賑わっていました。
「飛んで、飛んで、飛んで~」の円宏志さんの「夢想花」はJALの沖縄キャンペーンCMソング、山下達郎さんの「高気圧ガール」はANA、石川優子とチャゲの「ふたりの愛ランド」はJALと、沖縄キャンペーンのCM曲になるとヒットすると言われていました。
現在は変わっていますが、沖縄の方言はわからないし、しかも英語まじりの人ばかりで、テレビでは字幕スーバーがついていました。
この作品にも字幕スーバーがついていましたが、もっと分からなかった。
「テンベスト」で分かるように、琉球国が日本の島津藩に滅ぼされたのは、江戸時代ですから、沖縄は占領され続け、鎖国をしていた日本とは違う文化がたくさん入って混ざっているのですね。
敗戦国だから今の日本があるといっても、過言では有りません。
アメリカがくしゃみをすると、日本は風邪をひくと言われていたくらい、アメリカの背中を追いながら、マネっこ文化で発展して来たからです。
今だって、アメリカのアップル社のマネして、スマホが増え、フェイスブックにラインですか?はぁ~。
米軍基地は沖縄だけでなく日本各地にあり、東京や神奈川県にも有り、騒音問題や治外封建問題は、他人事では有りません。
不良のヤンキーはアメリカの白人のことが由来で、傍若無人なアメリカ人・米兵を侮辱する言葉だったりします。
不良米兵問題は日本だけでないし、アメリカの抱える根深い問題があるので、体制に問題があるのでしょう。
戦争なんてしたくない。不戦国でいるためには、アメリカと仲良くする必要があるけど、大きな声も必要なのだと思います。
沖縄は戦争ばかりで、喜怒哀楽を島唄と躍りで表現してきました。だから、芸能が身近で、芸能人が多いんですね。
須賀くんたちは、基地への不満やストレスを、幸せに変えるコンサートを開くため、駆けずり回る。そこで、長塚さんがかつての同級生や先生に再開します。
そして、島唄を唄うことにしたのですね。
音楽が自然に入るのは、ミュージカルみたいに突然歌いだすのと違うから、いいですね。
沖縄芸能の方たちがたくさん出ていました。
挿入歌はかりゆし58「さよなら」。
お母さんが好きでよく聞いたのって、能年さんのセリフ。
いいよね。私も、かりゆし好きです。
主題歌の「ひまわり」を歌った沖縄のバンド、Civillan Skunk(シベリアンスカンク)がコンサートに登場したのも良かったと思います。
世相なのでしょうが、「ひまわり」は反戦歌にしては弱い気がします。安保反対や、ベトナム戦争時の、反戦フォークや、放送禁止歌を、山ほど聞いて育ちましたから。
地域主催協賛の映画だからかもしれませんが・・・。
ひまわりが毎年青空と太陽に向かって育つように、強くたくましく命を受け継いでいけるように、子供時代から習って、おじい、おばあまで、楽しみながら唄や躍りを受け継いでいく、音楽や芸能の力を感じられる映画でした。
沖縄の子役たちがとても素朴でかわいいです。
ショタコンではありません。
商業的に厳しい映画かもしれませんが、そういう良質の映画こそお金を払って観に出掛けて、応援していきたいし、皆に観てもらいたいと思いました。
私が見たホールでは、年齢層の高い人たちばかりで、映画が終わって帰ろうとしたら、年上のおば様たち2人が、みかんをむいて食べ始めました。今から?
いいけど、こたつにみかんで、おじいやおばあに話を聞きながら、家族でDVDで観るのも良いかもしれません。