「カエルの王女さま」は、ミュージカルスターの倉坂澪が財政難にあえぐ町のママさんコーラスグループ「シャンソンズ」を立て直すため、従来のコーラスの概念を打ち破り、自由に歌って踊る合唱スタイル「ショークワイヤ」の指導で、町も人も再生を目指すストーリー。
宝塚歌劇団のトップスターだった天海祐希さんや、歌も踊りも初挑戦の石田ゆり子さんや、AKB48の大島優子さんらキャストが、最新ヒット曲や往年の歌謡曲を歌い、踊るシーンが見どころ。
若手俳優の千葉雄大さんが入って、男女混声でママさんコーラスから逸脱。千葉ちゃんは女の子みたいで気が弱くいじめられるのも慣れているが、実は芯が強く男らしいという、いつもの役の感じだ。
菊地美香さんは、アイドル嗜好の強い、パチンコにはまる主婦で、いつもかわいい服を着ている。美香ちゃんはデカピンクでした。「アニー」のジャネット役でデビューしたから、歌もダンスも好きかな。岸祐二さんと離婚後初の連ドラ出演。
倒産寸前の鉄工場の溶接工として働く乾一希役が玉山鉄二くん。新婚の玉ちゃんは、歌もダンスも初めてだね。天海さんとは「離婚弁護士」や「BOSS」で長年共演しているから、姉さんには逆らえません。ド素人が、天海さんに鍛えられてだんだんうまくなるドキュメントがリアルか。
実は10年前、町で知られるアマチュアバンドのボーカルだった。
忍(千葉雄大)くんは昔ファンで、プロになってデビューすると思っていたけど、急に解散して歌を止めてしまった。
アマチュアのインディーズバンドが、デビューをあきらめて解散。普通の社会人へって、よくある話。
人には知られたくない過去もある。
動画サイトに投稿されていたのは、派手なメイクと化粧のV系ロックバンドでしたね。
東京のテレビ局で、本番直前のリハーサルでうまく歌えず、逃げてしまった過去があった。
ライブシーンで玉ちゃんがボーカルをした「ドクター・リリス」は、「快進のICHIGEKI」というバンドで、玉ちゃんは実際に歌とギターを練習したそうです。
石田さんが、これはちょっと・・・と思う白塗り、カラコンのビジュアル系でしたが、10年前の陳腐な感じで笑い者にしたのでしょう。
元はとはいえ、インディーズのV系ロッカーがどんなに歌が好きでも、ママさんコーラス、ショークワイヤに入るわけがない。
だいたい、澪なんかにロック魂で説教なんてされたくない。ミュージカルは「コーラスライン」みたいに、皆が同じダンスでシンクロする協調性が大事なエンターテイメントで、エゴの強いマイペースなロッカーは、人と同じ事を強制されるのが大嫌い、一番苦手な人種でしょ。澪にとっては、ロックは派手に見せる楽曲の1ジャンルに過ぎない。
澪(天海)は自分がミュージカルスターに戻るため、コーチとしての才能を見せるため、自分の就職に「シャンソンズ」を利用しようとして、リーダーの石田さんの意見は却下。
再生しようと、弱っている自分に渇を入れているのは、澪自身だ。
「シャンソンズ」をショーアップして学芸会から質を上げるためには、優しい石田さんやあひるちゃん(大島優子)さえ、再生するための駒の一つ。
ロックミュージックでショークワイヤには、男性の声が必要とターゲットにされた一希。
あの女ヒドイよ。断っているのに、過去のトラウマを引きずり出して、シャンソンズメンバーの前で、また一希に恥をかかせて、ロックの反抗心を利用して、メンバーに入れよう作戦。
そこまで一希にこだわらなくても、歌って踊れる男性ボーカルを募集したら良かったんじゃないの?
あの忍がロックで変わったから、自分も変われると思ったのかもしれないけど、澪の誘いには乗らなかったですね。
一希が来なかったからロックは止めて、山口百恵ちゃんの歌謡曲に変更。「ロックンロールウィドウ」は宇崎さんの曲だからロックテイストだけど、ショーにはいいかも。
リハーサルの色違いのコートを使ったダンスも良かったのに、何でスタジオ収録本番でバラバラな私服にしたのかな。
忍は男なのに、赤いコートを来ていた。ゴセイレッドだから赤か。ファンサービス、今回はセリフも一希とのからみも少なかったからな。
一希をシャンソンズに入れたのは、ゆり子ちゃん。
ゆり子ちゃんの夫の小泉くんと玉ちゃんは元同級生のお友達。町の有名人の娘、美人だからマドンナ的だったのかも。天海さんよりゆり子ちゃんには弱いか。
玉ちゃんはギターを弾いてカッコ良かった。
公式サイトのインタビューで、一希が入って変わるって書いてあったから、参戦するのはわかっていたけど、歌とギターにダンスを練習するのが大変だったと思う。
急に突然来たのに、リハーサルも無しでフォーメーションもバッチリ、あり得ないですね。
白々しい、ああいう演出嫌い。
アメリカのミュージカルドラマ「gree」と「フラガール」のバクリ、馴染みの歌で楽しい雰囲気だけど、カエルの合唱、おばさん、おっさんのショークワイヤは、昭和時代に近いから痛々しい。だから、歌手と若手俳優と演技派をいれてちぐはぐな感じだ。
質はともかく、特オタ的には、デカピンク、ゴセイレッド、ガオシルバーのミュージカルドラマは、レア映像過ぎる。
一希がテレビに出て、トラウマを克服して、成功したのに、編集で歌のシーンはナレーションバック、解散する最後のシャンソンズの姿と放送。
市長のしわざだけど、テレビ的には情報性もあって良かったか。同情されるしね。
澪の才能を証明する映像にはならないから、残念でした。
第2話が千葉ちゃんの忍の再生、
第3・4話は大島優子さんのまひるの回。
シャンソンズのメインボーカルに抜擢、69回全敗中の就活、就職先もお姉ちゃんが外資系の銀行を紹介してくれて、良いことずくしのはずなのに、全然嬉しそうじゃない。
澪にも母親にも勝手に決められて、歌も踊りも好きなのに、うまくいかないから、メンバーに嫉妬されて孤立、周りのプレッシャーで押し潰されそうになる。
頑張ってもいないのに、途中で逃げるのは、一希と同じだ。
出来る先生には、出来ない人の気持ちなんか分からない。
出来ると思うから厳しくするのだ、ウザイ先生ってだいたいそんなこと言うよね。
就活には決してあきらめないあひるちゃんを、自分が白鳥に変えるビジョン。
ママさんコーラスは趣味、歌が好きで楽しく歌って発散する、自己満足じゃないか。
あひるちゃんの夢は、プロのミュージカルスターじゃないから。
大島さんはAKBのセンターだから、性格も引っ込み思案の歌がヘタな役、本人は楽しんで演じたようだけど、ファンはイライラしたてしょう。やっと、本気の歌でクローズアップされて良かったてすね。
ドラマだから、歌もダンスも好きでも、何十年やったって、うまくならない人もいるよ。
第3話の視聴率は9.7%、第2話が10.7%で下がって一桁台になってしまいました。
話が暗いし、天海さんはいつもあんな感じの威圧的な役で、明るいミュージカルを期待したのに、フジテレビなんだからもっと笑いどころを入れたら良くなるんじゃないかな。