7月3日、東宝スタジオにて、7月26日よりNHKで放送予定のホームドラマ「胡桃(くるみ)の部屋」のスタジオ取材会が行われ、主演の松下奈緒、井川遥、臼田あさ美、竹下景子が劇中の晴れ着姿で華やかに登場したほか、瀬戸康史、蟹江敬三も出席しドラマへの意気込みを語った。
本作は、「阿修羅のごとく」「あ・うん」など数々のドラマ脚本を執筆し、小説やエッセイでも幅広く活躍した向田邦子さんの小説「胡桃の部屋」を、向田さんの没後30年目にドラマ化した作品。
原作は、向田さんが81年8月22日、取材先の台湾で飛行機事故に遭い死去する5ヶ月前に発表された。
バブル前の1980年頃の東京を舞台に、生真面目で不器用な三姉妹の次女・桃子(松下)が、リストラで蒸発した父(蟹江)の代わりに一家を守ろうと奮闘する姿を描く。そのほか父に裏切られた失意の母(竹下)、同じく夫(小林正寛)の不倫に悩む姉(井川)、玉の輿(こし)の結婚を狙う妹(臼田)、就職活動がうまくいかない弟(瀬戸)など、それぞれの家族の悩みも一つ一つ明らかになっていく。そして、桃子自身も父親の部下で妻子を持つ都築への想いに揺れつつ、家族の幸せを取り戻そうとする。
向田作品らしいユーモアを交えつつ、辛口のホームドラマとなっている。
取材会が行われたこの日、撮影しているシーンが昭和56年1月1日という設定だったため、女性陣全員が晴れ着姿で華やかに登場。主人公・桃子役の松下は「向田さんの作品は、女性らしさの中に強さや弱さがあって好き。1度は経験してみたいと思っていました」と参加できた喜びを語った。現在撮影中の役柄については「桃子は使命感の強い女性で、なかなか自分の弱さを見せられないところが魅力的だと思う。感情的になるシーンは楽しく演じています」とコメント。
父のリストラと蒸発にも気丈に振舞うヒロイン役を「普通の役を普通に演じることの難しさがあった」と振り返った。この日は、バラバラだった三田村家が一堂に会し「すごく珍しいこと(笑)。みんなそれぞれに悲惨な状況にいる家族ですが、だからこそ家族のあり方やきずなをビビッドに受け取っている」と笑顔で語った。
そして本作について「家族みんな悲惨な状況だけど、それぞれ一生懸命生きている姿をこういう時代だからこそ見ていただきたいし、ご覧になったみなさんに勇気を与えられ、元気になっていただければ」とアピールした。
姉・咲良役の井川は「子どものときから向田さんの作品の大ファンなので、キャスティングされたことをうれしく思っています」と松下同様に向田作品に出演したことの喜びを明かし、「ドラマではみずみずしく、人間くさいやりとりが描かれている。本音がぶつかり合って見ていてクスっとなるおかしいシーンもたくさんあります。精一杯演じていきたい」と意気込みを語った。
また、妹・陽子役の臼田は「わたしが演じる陽子は、明るく奔放なキャラクター。でもお姉さんたちが自慢でもあるし、コンプレックスでもある。陽子の抱えている葛藤を精一杯表現したい」と初々しく抱負を語っていた。
「ゲゲゲ‐」では松下の義母役だった竹下景子と、今度は実の母娘として共演。竹下から「ゲゲゲのときは松下さんに言いたい放題だったが、今回は違った形の親子関係。大胆さとしたたかさを持った女性で引き付けられる。」と向田作品への出演に感慨深げ。「今回は違った意味でおんぶに抱っこでした」と感謝され、笑みを浮かべていた。
一方、蟹江は「なぜこんないい家族を捨てるのか・・・」と恐縮しきりだった。
ドラマ「胡桃(くるみ)の部屋」は7月26日から8月30日までNHK総合にて毎週火曜(午後10 : 00~10 : 48)放送予定(全6回)
映画com.ニュース
http://eiga.com/news/20110703/5/
NHKドラマスタッフブログ
http://www.nhk.or.jp/drama-blog/1160/
キャスト
松下奈緒、井川遥、臼田あさ美、竹下景子、瀬戸康史、蟹江敬三、小林正寛、原田泰造、西田尚美、江口のりこ、松尾論、徳井優、黄川田将也 ほか
瀬戸康史くんは、三田村家の長男・三田村研太郎(22)。私立大学の三年生で就職活動を控えているが、父の失踪で自分の生き方に疑問を持ち始める。
原田泰造さんは、お父さん・忠(蟹江)の部下の都築実役で、桃子(松下)の相談相手になる。実は妻と娘が家を出てしまっている。
西田尚美さんは、おでん屋を営み、居場所を失った忠(蟹江)と知り合い、自分の部屋に住まわせる。
黄川田将也さんは、医者の跡取り息子・桧山智広役で、陽子(臼田)のバイトをする喫茶店に繁く通う。
黄川田さんは、臼田さんが玉の輿を狙う相手のようですね。松下さんは、泰造さんとラブラブになるのか?
1980年代も、現代も家族の悩みは一緒なんですね。向田さんがお亡くなりになってから30年か。
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