天使の代理人 エピソード3 | Coffee break

Coffee break

テレビ・映画・特撮・本など好きなものを徒然に書き込み、勝手に応援して行きます。

鈴木杏子(床嶋佳子)は、46歳。夫を13年前に亡くし、真弓(末永遥)と夏生(田島ゆみか)の2人の娘がおり、リフォームショップで働いている。真弓は結婚をし、妊娠中。もうすぐおばあちゃんになる杏子。そんな杏子の楽しみは、図書館で本を借りて読むこと。

ある日、杏子が図書館で1冊の本を取り出そうとしたと同時に、もう1人の手が。彼の名は鈴木秀人(田中幸太朗)。

本を取り合いになるが、秀人が先に借りることになってしまう。秀人はなぜか、杏子に関心を持ち、立ち入った質問までしてくる。強引で、無神経な発言も飛び出す秀人だったが、杏子はなぜか秀人のことが憎めなかった。

杏子に「本を読み終えたら連絡するから。」と携帯番号をお互いに教え合うことになる。
杏子の名前を知り「字まで同じだ・・・」と呟く秀人。秀人は地元の名士の跡取り息子だが、実家を出て一人暮らしをしている。秀人の姉は、杏子と同姓同名で、その姉は23年前に23歳の若さでガンで亡くなっていたのだ。
本を読み終えたと連絡してきた秀人と会う杏子。秀人がバスケットのコートでシュートを決めている最中に杏子の前で秀人が倒れる。杏子は秀人の母・正枝(丘みつこ)に連絡するが、秀人と正枝は折り合いが悪く、家を出て一人暮らしをしていた。杏子は、秀人と正枝との関係を気づかいながら、亡くなったという姉を慕う秀人に、互いに大切な家族を亡くした仲間のような気持ちを抱く。再び秀人が体調を崩す。杏子が救急車を呼ぶと、秀人はうわ言で「姉さん」と・・・。

姉のように慕われて、自分を必要とされる喜びを感じるとともに、秀人が放って置けなくなる。一人暮らしで栄養が足らないのだと思い、部屋に行き、食事を作ってあげると、それだけで喜んだ。
しかし、大事な一人息子には婚約者もいて、もう関わらないで欲しいと、秀人の母親に釘を刺されて、意気消沈する。

白石由香利(小出由香)は秀人の婚約者で、秀人の家に押しかけて、秀人に家に来るなと言われたが、目の前で秀人が倒れた。杏子のことを知り、尾行をしていた。

一方、秀人は病院で検査することになった。医師から秀人の病名は急性骨髄性白血病で、死の不安に怯える秀人は杏子を呼び出す。秀人の気持ちが救われるのならと、杏子は事情も分からないまま、秀人を受け入れる。
杏子には後悔はないが、それきり、秀人からの連絡がなくなった。

一ヵ月後、杏子は妊娠を知り愕然とするが、中絶を迷っていると、天使の代理人・冬子(市毛良枝)に諭される。

由香里は杏子の妊娠を知り、秀人の母親・正枝に教えた。

秀人の母・正枝が突然、杏子を訪ねてくると、杏子を平手打ちして、中絶を約束させ、二度と秀人の前に現れないように手切れ金を突きつけた。杏子は「生むつもりはないし、二度と彼と会いません」と、きっぱり言い放つ。

中絶しようとする杏子は手術が始まろうとしたその時、自分でも分からない力に突き動かされて、手術を止めるといった。
娘の真弓と夏生に事情を話し、子供を生む決意を話した。出産の近い真弓も杏子の出産に反対する。
だが、お腹の中で芽生える命を葬ることはできない、やはり生もうと杏子は決心する。久しぶりに授かる子共との生活に、希望を膨らませる。

一方、秀人の病状は悪化し、入院して医師より病状を聞いた正枝は、秀人が前から病状を知っていたこと、血液が特殊で、移植が難しく、余命が短いことを聞かされた。

神様の罰があたったと思う正枝。秀人に頼まれて正枝は、杏子に中絶を迫ったことを謝りに行く。そこで、杏子が子供をあきらめていなかったことがわかった。
正枝は秀人が白血病で、治療には臍帯血が必要だと告げ、赤ちゃんの臍帯血の型が秀人と合えば、へその緒から臍帯血移植ができるから、秀人のために子供を生んで欲しいと頼みだす。

自分の移植手術のために、子共を生ませるために騙された。秀人も自分を利用しようとしていたと疑念を抱いた杏子が、秀人に会って確かめにいく。秀人は杏子が子供を処置していないことに驚いた。だが、杏子を騙していたと認め、他にも同じように何人かいるが、子供を生んでくれれば、5000万円支払うと言った。

そんな秀人を許せないと、怒りと悲しみで、憎しみすら感じる秀人の子供を生まなければならなくなったことを後悔するが、お腹の子供に芽生えた愛情は強くなるばかりだった。

杏子を傷つけた秀人は、全ての治療を拒否する。正枝は困惑し、秀人のベッドから、日記を付けていた手帳を見つける。

その日記を読んだ正枝は、杏子に秀人の手帳を読んで欲しいと、家を訪ねた。

秀人はもう自分には関係のない人。忘れようとしていたが、その手帳には杏子と出会い、杏子との楽しい日々、自分の病気を知った時の恐れと不安が綴られていた。

秀人の本当の気持ちを知った杏子は、秀人のもとへ駆けつける。

「元気になって!子供が生まれたら二人でやらなきゃならない事がたくさんあるんだから!」と、明るく呼びかける杏子に、秀人は困ったように笑って、杏子を見つめ返す。
余命わずかな秀人に赤ちゃんの顔を見せてあげたい、臍帯血で秀人を救いたいという気持ちになる杏子。
杏子の長女・真弓が出産すると、子供への愛おしさを実感した真弓は、杏子の出産に反対したことを謝罪した。

杏子が男の赤ちゃんを生むと同時刻に、秀人は子供への思いを残しつつ、天国へ旅立った。生まれた子供を早く秀人に見せたいと看護婦さんに頼んでいると、夏生が秀人が亡くなったこと伝えに来た。
杏子は秀人の子どもに「秀人(しゅうと)」と名づけ、母として子育てをしていく。

主な出演者
高畑淳子、市毛良枝、床嶋佳子、田中幸太朗、末永遥、三鴨絵里子、小出由華、児玉頼信、丘みつ子、他

田中くんが薄幸の美青年役。ではありませんが、名士のわがまま息子でちょっと意地悪で、母親に反発、病気を知って親孝行にと婚約、寂しいけど図書館で会った女性は勝気でからかうと面白い。姉と同姓同名だが、夫を亡くして寂しく、本だけが楽しみで自分と同じだと気がつく。

親切でいつも優しい杏子といると楽しいが、一緒にいては悲しませることになる。母親に反対され、もう二度と会わない人と思っていた。

子供の存在を知っても、杏子の重荷になるだけ。杏子を傷つけたことが心残りで、ひっそり死のうと思っていた。

母親が杏子に傷つけることを言って、子供を処理させたのが気がかりだった。杏子に謝ってもらいにいったのに、杏子が病院に乗り込んできて、自分が利用され、騙したと思っているらしい。

子供が生きていて杏子が生むつもりだと知ると、もっと自分が嫌われて忘れられた方がマシだ。

だから、他にも女性がいると嘘をついて、5000万円出すとまた騙したんだね。

杏子をまた傷つけて、酷い奴!罪な男だよ。

杏子の性格が分かっているから、もう二度と会わなければ、自分が亡くなっても、彼女は悲しまないですむ。すぐに気がついたよ。ツンデレには、慣れているからね。

若い男に好かれて本気になるなんて思わない杏子は、相手が遊びでも好きな人の子供ならと喜んでいた。将来性のある秀人が、白血病で、母親が子供を秀人のために生んで欲しいって、急に態度を変えてきて、自分勝手な母親に憤慨。自分の事を好きでもなんでもなく、ただ利用されていたと落ち込んでも、日々育つ子供は愛おしい。

一人で2人の娘を育てて、子供も大きくなり、孫の誕生を楽しみにしていたけど、自分でまた子育てができると希望となって、子供の反対も、周囲の白い目もたいした問題ではなかった。

秀人の手帳で本当の心を知り、手帳のスケジュール帳が途中で真っ白なことに、憂いを感じた杏子は、2人で手帳を埋めて行こうとする。

お見舞いに秀人のために杏子がお弁当を作り、秀人は病状が悪化していく中、子供の成長が楽しみになって、お腹の中の子供が動いて、その時だけが一番幸せな時間だった。

この子が生まれれば、秀人が助かるかもしれない。でも、病魔は待ってくれず、間に合わなかった。

生まれてきた子供に秀人(シュート)と、お姉さんが呼んでいた名前と同じ名前をつけて、正枝に過保護にさせられながら、育てていく。

白血病は特効薬が無いから、その日が来るのを待つだけなんて、かわいそうでしたね。

もうすぐお婆ちゃんになる女性が、図書館で一回り下の男性との恋なんて、あり得ないし、しかもその男性が余命わずかで、生きる気力を無くしていたり、子供が出来たり、生んじゃったり、若い男が死ぬのと同時に出産とか、子供で幸せになる話にしても、あり得ない設定でしたね。女性の40代は若々しくて、余裕もあり、女子力も高いから、魅力的ということにしましょう。

幸太朗くんの哀愁漂う無言の表情や、笑顔の裏側の苦悩や葛藤で、やられちゃいましたが、分かっていても、もう少しだけでも生きて、子供の顔を見せてあげたかったですね。

難病なのは、心臓病の「インディゴの夜」の吉田吉男と同じだけど、強がって本心を見せず、嫌われるようなことばかりする「ラブレター」の海司を思い出したわ。

幸太朗くんとは、またいつか会えるでしょう。

杏子の娘、末永遥さんは「ボウケンジャー」のボウケンピンク・さくら役、アバレキラーの秀人とあまり同じシーンは無かったですね。

秀人の婚約者だった小出由華ちゃんは、「ウゴウゴルーガ」のルーガちゃん。「ビーロボカブタック」の小百合役。大きくなったわね。