「無差別殺人の謎」
法から逃れた者に制裁を加えていた伊達一義(堺雅人)は、その行為に久遠健志(錦戸亮)を巻き込んだことを三上国治(大杉漣)から責められる。
その頃、11人を死傷させた無差別殺人犯・椎名高弘(窪田正孝)に心神喪失が認められ、無罪の判決が下った。
資料を見ていた久遠は、被害者のうち女子高生・皆瀬桃子(金澤美穂)だけが3度も刺されていることを指摘。もし、桃子を狙った犯行だったならば、心神喪失は偽装になるのでは、との見解を示す。
無罪は確定していて判決は覆らない、と答えたが久遠の指摘が気になった伊達は、3日間の休暇を取ると片桐冴子(りょう)と取材と称して桃子の自宅へ。しかし、桃子の父・士郎(甲本雅裕)は、桃子と椎名に接点はなかったはずだと答える。
桃子は士郎の影響でギターをやっていて、事件がなければ、3日後に初ステージに立つ予定だった。
その日は士郎の誕生日で、内緒でチケットを買っていた。
その後、桃子の携帯電話を調べると、友人・柏木美奈(近藤未来)から「今日もあいつが来ていたよ。怖っ!!」というメールを受信していたことがわかる。伊達は、美奈が働くカラオケ店を訪ねるが、美奈は2年前だからメールを覚えていなかった。さらに伊達は店長(まいど豊)に、防犯カメラの映像を見せてくれと頼むが、休暇中で刑事だと言えないため拒否される。すると、宮城あすか(杏)が現れ警察手帳を掲げた。
伊達とあすかは、映像を丁寧に調べていくが、なかなか収穫は得られない。夜も更けたとき、ある映像に伊達の目が止まる。それは、喫煙で補導された3人組の高校生で、そのなかの一人が椎名の姿だった。やがて、椎名たちが連れて行かれると、桃子が誰かと話す姿も映っていた。伊達は、店員仲間の美奈に聞くと、桃子の父親だと思い出す。
桃子の父親・皆瀬士郎(甲本雅裕)に話を聞くと、桃子のバイト先に傘を持って来た士郎が、タバコを吸っていた学生の椎名たちを注意しても聞かず、警察を呼んだことがわかった。その後、補導された椎名が高校を退学になったので、その復讐のために娘を殺したことになる。
士郎は、自分のせいで椎名が桃子を殺したとわかり、ショックを受けて、椎名が心神喪失は偽装になるから裁判をやり直して欲しいと訴える。しかし、伊達は、新たな証拠が出てもそれが被告人の不利になる場合は認められないのだという。
宮城あすか(杏)が士郎にライブハウス「YOKOHAMA MOVE」呼び出されて行くと、襲われ手足を縛られた。
椎名が収容されている病院に、「椎名を殺害する」と書かれた脅迫状が届いた。指紋から士郎の犯行だと断定される。県警本部で椎名を保護することに。
病院から移送された椎名は会議室で待機。伊達が声をかけるが、椎名は何かぶつぶつ言って、目は空を見ていた。
桃子や士郎の写真を見せ、心神喪失でないと話しますが、椎名はハミングして表情を変えないまま。伊達はテストだと紙を出し、○を書かせようとした。椎名は顔を机にふせた。「やつらが襲ってくる」と言う。
そこへ士郎から伊達に電話がかかり、あすかを人質にとっているので、椎名を連れて、ライブハウスまで来いという。
椎名は、自分は選ばれた人間。コイントスをして、「一緒に行ってあげる」という。
伊達は「椎名を少し借ります」と書き置きを残し、椎名を車で連れ出す。テストの結果、心神喪失じゃないと伊達が言い切ると、椎名は正常な表情に戻った。椎名は「みじめな姿を見たかった。俺の人生を台無しにした奴に」と語りだした。タバコを吸っていたことを士郎が警察に言ったため、椎名は退学になり、士郎の娘を殺して、死ぬことより辛い思いをさせたかったと告白した。
伊達から桃子に好意を持っていたのではと指摘されると、椎名は動揺した。桃子に相手にされなかった椎名は、思わず核心を突かれて告白。心神喪失を装うため、大勢殺したほうがイカれていると思われ、無罪になったと打ち明けた。伊達は、テストはうそだったと種明かしをする。
ライブハウスへ椎名を連れて行くと、椎名は「ぐじぐじうるさいな」と士郎をバカにして、桃子まで「お父さん、助けて」とぐじぐじ言っていたという。
士郎は包丁を持って椎名に向かって行った。伊達は左手で包丁を止めて、「桃子さんがバイトをはじめた訳をごぞんじでしたか?」と聞きく。久遠が桃子の携帯に残っていた映像をスライドで流した。
「誕生日おめでとう。お父さんにプレゼントがあって、このギターどう?お父さんのギターもらっちゃったでしょ。中古だけど。初ライブもお父さんのライブに合わせたんだよ。楽しみにしてて。いつも反発しちゃってごめんね。お父さんは私の誇りだよ。」というメッセージだった。
士郎は「娘はこのステージにたつはずだったんだ。桃子を返してくれ。」と泣き崩れ、椎名は笑った。やがて、来栖淳之介(平山浩行)らが現場に到着。
士郎は逮捕され、連行された。その姿を見て、椎名は「ざまあないな。」とまた暴言を吐いた。
「謹慎おめでとう。移動もあるかもな。ま、俺がお前でも同じ事したけどな」と来栖は伊達に言った。
伊達は、椎名が病院へ戻ったとマスター三上に連絡。あすかに、料理中に腕を切ったと伊達が言った。
取調べ室で、あすかは士郎に脅迫罪のみと話した。士郎が「どうして」と聞くと、あすかは「なで肩の上司の背中からそう教わりました」と答えた。
マスコミ対策で、深夜に裏口から退院した椎名の前に、伊達と久遠が現れる。「俺は選ばれた人間。俺を裁くことはできない。」という椎名に、伊達は「だから俺が裁く。お前に明日は来ない」と銃を発砲した。
しかし、撃たれて地面に倒れた椎名は、意識が朦朧になりながら「俺が精神鑑定で心神喪失を装ったって本気で思ってるのか。お前らは何もわかっていない」と久遠の腕をつかんだ。久遠は椎名を「離せ」と蹴った。
後からかけつけた冴子は、椎名の落としたコインだけを見つけた。
その後、埠頭で待っていた三上に椎名を引き渡すと、久遠が制裁を下された者たちはどこに閉じ込められるのかと、伊達に聞くと伊達は、自分は知らないし、知りたいとも思わないと答えた。
今週は、心神喪失で、無差別大量死傷者事件の犯人が無罪になるが、実はターゲットは3回刺された女子高生のみで、犯人は女子高生に怨みがあった。
裁判はやり直せないので無罪。父親は椎名を自分の手でと、犯行を思いつく。
カラオケ店のロビーで学生服でタバコを吸うのが常識知らず。
学生にタバコを注意したのが行けない事なのか。お店の人に注意させるべきなのか。体に害があるのは本人だから、警察を呼ぶほどでもないし、退学させる学校も良くない。
椎名はカラオケ店のバイトのカワイ子ちゃんに片思い。怖がられていたから、前から素行が悪かったのかもしれない。
娘の父親は、正義感が強い直情型。ギタリストだった父を誇りに思っていたから、殺人犯にしちゃだめだ。女子警察官を拉致して、伊達に椎名を連れてこさせて、包丁で刺そうとするのが汚い。それがパンクか?兄ちゃんはパンクだったな。(それは、現実だった)ライブハウスを血の海にしようとするのが、許せませんね。
世間で評判、伝説のライブハウスになっちゃうね。
人質も、伊達の傷もなかったことになって、刑が軽くなるのが、勧善懲悪なドラマだけど、黒伊達の好感度アップがいやらしいと思うよ。ライブハウスに士郎が勝手に入って使って、従業員が来ないのもおかしい。機材はあるのに、閉鎖されていたのか?閉鎖されるのが多いから、そこが一番気になった。
ライブハウスは、新山下の「横浜ベイホール」。階段のある入り口は「TYCOON CONTINENTAL」看板が見えていた。水辺のレストランで、大人の隠れ家レストランで有名店(隠れてないけど駅から遠い)。
久遠にスライドを用意させたり、手回しがいい。久遠は休みだったのか?鑑識の仕事じゃない。久遠が犯人の士郎を連れて現れて、来栖たちはおかしいと思わないのかな。
そうさせたのも、真実を突き止めた伊達たちのせい。真実を聞かされて、もっと苦しみが増す場合もあるということだね。どちらでも、娘は帰らない。とばっちりを受けた遺族も無念でしょう。
自分は神に選ばれた人間と言う、心神喪失者を偽装した計画的犯行。
椎名役の窪田くんは、細かい表情もうまかった。狂人だけど、狂人じゃなく、でも狂人。心理的に難しすぎる。
病院の医者にまで手を回すとは、マスターの三上さんは、裏に大きな組織があるのか?ニセ医者だったのかもしれない。
ミステリアス・ホラー・サスペンスみたい。多重人格だったのかな。あのコインの意味は何だろう。
退学から犯行までに何があったのか、真実は闇の中のようです。勝手に想像しろよってことだね。
心神喪失者は無罪。病気を治すことも出来ないのが現代の実情が引き起こす事件。
後味が悪かった。
視聴率は13.7%。
