「引き裂かれる二人」
奈緒(松雪泰子)と葉菜(田中裕子)は、新しい戸籍を手に入れるために、お金を振り込みに伊豆熱川に行く準備をする。
何も知らない継美(=怜南・芦田愛菜)は、三人で旅行に行けると大喜び。
葉菜は理髪店を売って、580万円を用意する。
葉菜が留守の時、葉菜の主治医の珠美(市川実和子)が奈緒を訪ね、葉菜の病状を告げる。
奈緒は葉菜の身体を心配するが、葉菜はあくまでも奈緒には病気のことを隠し続ける。
そして、三人は伊豆に向かう。
一方室蘭で仁美(尾野真千子)から誘拐の話を聞いた警察は、怜南の教師だった鈴原奈緒と怜南が一緒にいるところを防犯カメラで確認して、捜査に動いていた。
芽衣(酒井若菜)は、婚約者の圭吾(音尾琢真)に会い、「お腹の子はあなたの子じゃないの。ごめんなさい、嘘ついてて。」と言って、婚約指輪を返した。
そして、鈴原家に刑事がやって来る。
母・籐子(高畑淳子)は、奈緒とは疎遠になっていてよく知らないとその場を切り抜ける。
果歩(倉科カナ)から相談を受けた駿輔(山本耕史)は、親が告訴状を出さなければ逮捕されないと、仁美に告訴状を出さないよう説得するため室蘭へ発つことにした。
駿輔は奈緒に電話で鈴原家に警察が来たことを告げて、藤子は継美を助けたことを誇りに思っていると奈緒に告げた。果歩も芽衣も奈緒にあきらめないで、応援すると言った。
鈴原家の家族は離縁届けは出さず、奈緒が逮捕されたときの覚悟を決めた。
駿輔は仁美に告訴状を出さないように頼むと、もうすでに出したという。
「嫌いだからですよ。あの女が。」
伊豆で束の間の安らかな時間を過ごす奈緒と葉菜と継美。
この安らぎが永遠に続けばいいと願う三人だった。
とにかく戸籍を手に入れ、逃げようと決意する奈緒だったが、振込先の銀行はメンテナンスのため開店する時間が遅かった。
すでに警察が近くで聞き込みをしているのを発見。急いで旅館に電話をするが、まだ警察は来ていない。電話で継美が何かを言おうとしていたが急いでいたので、帰ったら聞くと電話を切った。
旅館に戻ると、警察が聞き込みをしていて見つかってしまった。
逃げる奈緒を警察官が取り囲み、とうとう捕まってしまった。
旅館の前で、奈緒が連行されるところを見た葉菜。駆け寄る葉菜に奈緒は病院に行ってと言う。
継美は奈緒を抱きしめ、「継美も行く」と泣いた。
奈緒が継美にさっき何を言おうしたのかと聞くと、大人の歯が生えてきたという。
奈緒は継美の手をとり、お母さんのこの手を覚えていてと言った。
奈緒は継美を葉菜に託して、警察に連行された。
とうとう奈緒は警察に誘拐犯として捕まってしまいました。
伊豆の海での楽しいひと時、3人で食べたアイス、継美が砂浜の砂で作った部屋の間取り、伊豆で暮らそうと言って、家族団らんの時間がほのぼのするほど、さよならフラグが近いと思うと寂しいですね。
戸籍を取って、未来に希望を見つけようとしたら、580万円を振り込む前に捕まってしまったので、犯罪を重ねることはありませんでした。お金を用意したのは葉菜で、理髪店を売ってしまったのに、それも無駄になってしまいました。
継美が早く奈緒に教えたかったことは、大人の歯が生えてきたということ。娘の成長をもう見ることは出来なくなってしまったんですね。
主治医に葉菜の病気のことを知らされた奈緒は、葉菜に病気の事を聞くと大したことないと言います。
奈緒「嘘つき。また、私を騙そうとして・・・」
葉菜「じゃあ、また騙されて。」
二人のこの会話がぐっときます。罪滅ぼしではなく、誰かを大切に思えることが幸せだから。
葉菜にとっては、自分のことは後回しで、奈緒と継美が生きがいになっているから2人が幸せになるのが一番大事で、たとえ後で恨まれようと、命より幸せなひと時を少しでも長く過ごしたいと思っているんですね。
駿輔はわざわざ室蘭の仁美の家まで行って、菜緒を告訴しないように頼みに行くなんて、やっぱり良い人だったんだね。
仁美は、奈緒に怜南を取られて、死んだと騙されていたから、嫌いだろうと思っていた。
鈴原家の人達も、母親は奈緒の離縁状を出さなかったようだし、芽衣(酒井若菜)は婚約者にお腹の子はあなたの子じゃないと言って、別れを告げて相手に被害が及ばないようにしたんですね。一人で子供を育てるのは、姉の奈緒と同じと心に決めたんだね。「すーっとした。」って言っていたし、そんなに彼氏に未練は無かったのは、お金目当てで愛情はあまり無かったのか、結婚相手には不満だったのかもしれません。
そんな芽衣を彼氏の家族は冷たかったし、彼氏も引き止めたり、ドロドロシーンも無くあっさり指輪を受け取って、愛情が薄いから結婚しなくて良かったかもしれません。社長の娘でもエリートと付き合うと気遣って大変なんですね。
芽衣が自分の子だから何があっても子供は生むし、病気だろうと育てる。奈緒に帰ってきてもらおう。何かあっても関係ない。
「世間の目を見るのが母親じゃない。子供の目を見るのが母親じゃん。」
急に芽衣が母親っぽくなった。まだ生まれてないのに、母は強しか。
耕平(川村陽介)の子供ということにしようって、芽衣が言ったら、果歩(倉科カナ)が同意して、耕平はそんな扱いなんだね。
奈緒が出所して帰って来れる場所があるのは、いいことですね。
継美は加害者の家族の藤子のもとで、暮らすことは出来ないから、予告では施設に入るようです。
最終回第10話。誘拐を認めた奈緒は逮捕され、継美は室蘭の養護施設に送られる。
鈴原家に連日マスコミが押しかけ、藤子は社長を辞任し、果歩は就職内定が取り消される。
だが、それでも鈴原家は奈緒を支えていく決意をする。
怜南を虐待していたことで、母親の仁美が逮捕される。
裁判でどんな判決が下るのでしょう。視聴率は12.2%でした。
