「最後一太刀(さいごのひとたち)」
アクマロが仕掛けた術によって、この世に出現しようとする地獄は、十臓の一太刀を待つのみ。
意識を取り戻した源太は、倒れている十臓を発見。命をかけて戦う丈瑠のためにも、十臓を倒す二度とないチャンスだ。しかし、裏正に閉じ込められた十臓の家族のことを考えると、とどめをさすことが出来ず、悩んだ末に見逃してしまう。
6箇所の謎の噴出による被害は大きく拡大していた。地獄の出現を阻止する為には、やはり十臓を倒すしかないと考える丈瑠たちの前で、源太は十臓を見逃がしてしまったことを告白した。それを聞いた流ノ介に侍としての覚悟が足りないと言われてしまう。
源太は自分が生まれながらの侍ではないことを痛感する。思い悩んだ末、自分で決着をつけると、一人で十臓の元に向かう。
家族の魂を救おうとする十臓を斬ることはできない源太は、十臓に土下座し、裏正を使わないよう懇願する。しかし、十臓は聞く耳を持たず源太を攻撃。それを、駆けつけた流ノ介と千明が阻止し、あきれる十臓は二人を振り切り一人アクマロの元へ向かった。自分は甘いと言う源太に千明は「それでこそ源ちゃんでかっこよかった」、流ノ介は「源太のしたことは自分には出来ない。シンケンジャーには源太のような人情あふれる侍が必要だ」と告げる。覚悟を決めた源太は、流ノ介と千明とともにアクマロと戦う丈瑠たちの元へ。
丈瑠と茉子とことはは、アクマロの裏正を渡すように言い戦った。
アクマロと戦う3人の前に、十臓が現れる。アクマロから裏正を受け取った十臓は、最後の一太刀のかまえをする。駆けつけて阻止しようとする流ノ介、千明、源太をアクマロが長い爪で巻きつけて振り払う。レッドがモウギュウバズーカで十臓を狙うがアクマロが吹き飛ばしてレッドたちにかえした。レッドたちは変身を解除してしまう。
ついに地獄が出現!・・・と思った瞬間、十臓は裏正でアクマロを斬った。十臓は最初から裏正の正体が家族だと知りながら、人を斬っていたのだ。十臓は家族である裏正とは一蓮托生。すでに外道と化していた。
太夫が現れアクマロを蹴り、
「アクマロ、人でないお前が人の情を頼みにしたのが失敗だったな。」とあざ笑った。
アクマロ「十臓さん、あんたさんこそ本当の外道でござります。」
十臓「だとすれば、俺にやらせても無駄だったというわけだ。」
十臓は裏正で最後の一太刀をふるうが、地獄の瘴気は閉じてしまった。十臓は地獄の出現を阻止し、アクマロの二百年かけた野望を打ち破る。アクマロは取り乱し、望みも何もなくした怒りにシンケンジャーや十臓、太夫を攻撃。
シンケンジャーはゴールドたちの烈火五輪弾とレッドのモウギュウバズーカの一斉攻撃で、アクマロを爆破。巨大化して襲ってくるアクマロと切神には、シンケンオー、モウギュウダイオー、ダイカイオー、ダイゴヨウで応戦。切神はやっつけたが、サムライハオーのモヂカラダイダンエンが効かない。
最後はサムライハオーと恐竜折神、全ての折神の力を合わせた“十二折神大侍斬り”で、ついにアクマロを撃破する。
アクマロ「この痛み、見えた!これが・・・ハハハハハ・・・」
これにて一件落着。
この一件で、源太も外道衆打倒の決意を新たにしたのだった。
屋敷に戻ると、ダイゴヨウに聞いた彦馬が源太の用意したクリスマスツリーに黒子たちと飾り付けをしていた。ダイゴヨウはツリーの一番上の、星の変わりに置かれて明るい光を放った。
「メリークリスマス」
今週は、アクマロの200年の願いの地獄を見るために、アクマロが十臓に最後の一太刀を振るわせようと、十臓の家族の魂の宿らせた裏正を、十臓に渡しました。シンケンジャーは地獄が現れるのを阻止する為に手を尽くしましたが、アクマロは強敵でかないませんでした。しかし、十臓はアクマロを切り、裏正が家族であることを知っていて一身胴体、魂の解放など望んでいませんでした。すでに外道の十臓は地獄を呼び寄せることは出来ずに、瘴気もおさまりアクマロの術が敗れてしまいました。願いも希望も全て失い我をなくしたアクマロをシンケンジャーが撃破して、アクマロは最後に地獄を見ることが出来ました。恐ろしい強敵で斬ったのが十臓、とどめをさしたのがシンケンジャーでしたが、全て200年前のアクマロの計算違いで、この世と地獄をひっくり返す技など、無理なことで今まで戦って楔を打ったのが全部無駄なことだったようです。
冷静で頭のいい重鎮ほど、騙され夢も希望も無くしたショックは大きい。人間も同じですね。妖術を使ったり、人の家族愛を駆け引きに使おうとしたり、人の研究をしていたアヤカシなのかもしれません。ドウコクが人の悪意や怨念に惹かれるように、アクマロは地獄に惹かれ、地獄を見るのが自分の命を引き換えにしてもいいほどの欲求だったようです。外道の気持ちは分かりませんが、策士、策におぼれるとはこのことですね。
十臓が源太が思うように家族のためという気持ちがあれば、人斬りを止めるように言う家族の言葉を聞いたでしょう。満足のいく対決を欲する十臓は人を斬り命をとることに喜びを感じる時点で、人の道を外れた外道。アヤカシのアクマロで試し切りをするほど、外道となっていたのですね。目が変わっていたのはその証拠なのかもしれません。
源太は外道にさえ、優しさを見せる侍になりきれない所も、他のシンケンジャーにない源太の個性。侍として育ったみんなと違う発想が、海老折神やダイゴヨウを生み出す、戦いの中でも自由な発想で重要な仲間だと思います。
筋殻アクマロ(すじがらのあくまろ)は、地獄を見てみたいという謎の外道衆でしたが、細く鋭い削身断頭笏(さくしんだんとうしゃく)という武器と、無数の蹴鞠、肥大化した大爪で蔓のように巻きつけたりできる強敵で、秘術をかけた紙を切り抜くことにより、邪悪な「切神」を生み出して戦わせることも出来る。陰陽師のようでしたが、何年生き続けてその術を会得してきたのでしょう。
声優は堀川りょうさんでした。長い間お疲れ様でした。
次回は1月3日、アクマロを倒して、無事に六人揃って新年を迎えたシンケンジャー。外道衆にはお正月は関係ないようです。
今度の映画VSの撮影は京都撮影所と映画村での撮影に軍平こと海老澤くんが炸裂していて、片岡君や鈴木君が嫉妬するほどだそうです。軍平のボケに町娘のことはがことごとくかぶせて、地元の京都で実力を発揮したとか、ゴーオンチームに刺激されたのかな。片岡君は確実に成長したとか、鈴木君の千明は自分のポジションをよく理解していて見誤ることがないとか、サムライワールドは一段と楽しみになりました。









