「新しい鉄男に大暴れしてもらおう」塚本晋也監督新作ベネチアに出品! | Coffee break

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映画配給会社などへの連絡によると、塚本晋也監督(49)の新作「TETSUO THE BULLET MAN」が30日、9月2日から開催される第66回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが分かった。日本映画のコンペ部門参加は同作品だけとなる。日本では来年公開される予定。


「TETSUO THE BULLET MAN」は、塚本監督の代表作「鉄男」(平成元年)から20年を経て作られた21世紀版。「鉄男」や「鉄男II/BODY HAMMER」(4年)の世界観を受け継ぎながら、異なるストーリー、全編英語での撮影という、まったく新しい仕上がりとなっている。

 舞台は現代の東京。アメリカ人の父と日本人の母を持つ青年アンソニーは妻や息子に囲まれて幸せな生活を送っていたが、ある日息子がトラックにひき殺されてしまう。失意のどん底にいるアンソニーにも、犯人の魔の手が迫っていた。銃で撃たれ、命が消えようとしたそのとき、アンソニーの身体には信じられない変化が起きるのだった…。

以前はハリウッドで企画が進み、クエンティン・タランティーノ監督が製作に名乗りを上げたこともあった。そのプロジェクトは幻に終わったが、その後、海外で通じる作品をどうしても作りたいという塚本監督の熱意が今回の映画化につながった。7月23日には、米カリフォルニア州サンディエゴで開かれたコミック&ポップカルチャーの祭典「Comic-Con2009」で製作発表会見が行われ、会場の話題をさらったという

ベネチア国際映画祭への参加は、塚本監督にとって今回が5度目。2002年には「六月の蛇」でコントロ・コレンテ(新鋭映画)部門審査員特別賞を受賞しているが、コンペティション部門への出品は初めてだ。

塚本監督は「伝統のベネチア映画祭コンペ入り。信じられません。僕の映画はイタリアには縁が深い。最初の『鉄男』がローマ・ファンタスティック映画祭でグランプリをいただき、自分の映画人生が始まった。ベネチアの空の下、新しい鉄男に大暴れしてもらおうと思う」と喜んでいる。