「失恋のカクリツ」
ケイタの妹の可憐(五十嵐令子)が立ち上げた悩み相談サイト「カウンセラー美奈子のお悩みラボ」に、ある日深刻なコメントが寄せられる。
今まで可憐に恋愛の悩みを相談していた男性・シド(ほっしゃん。)がついに自殺を決意したというのだ。相談に乗った手前、責任を感じた可憐はレスを通じて必死に説得するが、シドの決意は揺らがない。結局、ケイタ(窪田正孝)も協力してシドを探し出し、直接説得することに。
セブンは自殺の可能性が高いので止めるようにいうが、ケイタのパソコンを乗っ取って現れたゼロワンは、セブンに自殺の確率は低い、人間のことを何も分かっていないと対立。シドを探してどちらが正しいかを確認することに。
セブンとゼロワンの力も借りて、メールに添付されてきた画像を頼りに、ついにシドの居場所を割り出すが、ノックをしても応答が無い。ゼロワンはデモリッションでドアを壊すことに。
ゼロワン「人命救助は初めてだ。」
シドはくすりを食べながらイヤホンで曲を聞いて、パソコンをしている。
ケイタはシドを殴り、くすりを吐き出させようとする。
シドはゼロワンとセブンを、デビルKとエンゼルKと呼び、都市伝説化している彼らを知っていた。
シドは薬ではなくラムネを食べていただけで自殺をしようとしていたわけではなかった。
ゼロワンはセブンに「これでどちらが愚か者かはっきりしたな。まだまだ青いなセブン」
セブンは「自殺予告のメールは嘘だったのか?」とシドの鼻をこずいた。
シドはカウンセラー美奈子に送った自殺予告メールを何故知っているのか、ベッドで座禅を組み、頭につばをつけてポクポクチーン、
「ズバリ、君は彼女の年下の恋人だね。心配する彼女に頼まれて僕を探し出した。いいよな彼女はかわいいんでしょ。彼女は恋多き女だもんな。いいなあかわいい彼女を持って。」
ケイタ、ゼロワン、セブンは同じように手を振り、全然あたっていないと言い、帰ろうとすると引き止められて、途中で放り出すなら救いの手なんかさしのべないでくれと言う。
失恋は一つの切っ掛けで、シミューレーションでいつかは自殺をするんだという。
彼女(川村あんな)は花屋で働いていて、医者で弁護士でサッカー選手のイケメンとゴールインするんだ。告白しても自分を選ぶ理由が見つからない、もっと現実を見て、叶わぬ夢を追っても、絶望が深くなるだけだから告白も出来ないという。
ゼロワン「その予測は、88.88プラスマイナス2.1%当たっている」
セブン「人間はチャレンジする心を忘れてはならない」
ゼロワン「おまえの絶望を受信したのぞみをゆってみろ」
セブン「逆境でも希望を棄てず、強く正しく生きるべきだ」
セブンとゼロワンはまた対立した。
ケイタはシドに告白するようにと引っ張って、花屋の彼女の所に行くと、医者で弁護士でサッカー選手のイケメン(野村太士)と歩いている彼女を見かけて、シドのシミュレーションは完璧で、失恋確実、シドは嫌だーと叫びながら走っていった。ケイタはそれを追いかける。絶望も完璧、死ぬーとまた走り出した。二人が走り回って、シドの住まいに戻ると、ナンシー(汐見ゆかり)が待っていた。
ナンシーはシドの遠距離恋愛相手だといい、ケイタは彼女がいることにあきれて、帰ることに。
ケイタは可憐にシドのことを話し、シドこと鈴木英雄と美人の彼女の写真を見て、可憐は
「美人なのにゲテモノ喰い。立川談志も好きずきってやつね」
可憐はナンシーの名前を聞いて、彼女が自殺サイトの常連で、自殺仲間が旅立っても何故か彼女だけが帰ってくる。死神ナンシーと彼女を呼ぶ人もいる。
シドからメールが来た。
「ナンシーと海に来ています。とてもキレイで、遠い世界に連れて行かれそうな感じ。幸せです。美奈子さんと彼氏には迷惑をかけてすいません。さようなら」
ケイタは自転車で海に向った。
シドはナンシーが自殺の道連れに自分を選び海で死ぬことをシミュレーションしていた。
ナンシーはこの先、恋して結婚して幸せになっても、やがて醜くなり不幸が訪れるなんて嫌だから死のうという。
シドは再びポクポクチーンとひらめき、この先いいことが起こりそうに無いので一緒に死ぬことにした。
海の岸壁に向っているとケイタがやってきた。
ケイタ「マジで死ぬ気かよ」
シド「俺のファイナルギグ見届けてくれよ」
ケイタ「意味わかんねえよ」
シド「今が人生のピークなんだよ。ならばピークにいくっきゃないでしょ。パンクスっていうのはさ20代で死んで伝説になるんだよ。余生辛そうだし。」
ケイタ「悲しいこと言うなよ。生きていればいいことがあるって」
シド「言うと思った。いつも君は予測可能なことしか言わないね」
ケイタ「シミュレーションだかなんだかわからないけど、なんでもかんでも分かった気になってんじゃねえよ。頭の中と現実ちげえんだよ。気づけよこのタコ!」
シド「だから現実から逃避するんだろうがこのバカ!これが俺のマイウエイだよ」
ナンシーはこれ以上近寄ると飛び込むという。
ケイタ「本当は生きていたいんだろう。だからメールにこの場所の手がかり残したんだろ。人が死ぬってそんな軽いことじゃねえんだよ。残された人の気持ちも考えろよ」
シド「それも言うと思ったよ」
ケイタ「なんでわかんねえんだよ。人が死ぬって、人が死ぬって、めちゃめちゃ悲しいんだよ。」
ケイタは滝本の死に際を思い出して泣いた。
二人は海に向かい、飛ぼうとしたところにゼロワンが「どうした飛ばないのか」
セブン「引き返せ大切な命を無駄にしてはいけない」
デビルKとエンジェルKでまさしく悪魔と天使のささやきだ。
セブン「シド死神の手を離すのだ」
ゼロワン「せっかく死神が誘ってくれたんだ。さっさと行くがいい」
ナンシー「しにがみー」
セブン「死神とよばれるものよ。この男を見逃してやってくれ」
ゼロワン「行け!死神よ獲物を連れて地獄に一直線だ。」
ナンシー「誰が死神よ。」ナンシーは海で化粧が取れて怖い顔になっていた。
ゼロワン「謙遜するな死神よ。都市伝説の魔物よ」
ナンシー「あんただって都市伝説じゃないのよ」
セブン「シド、死神の誘いに乗ってはいけない」
シド「僕はいいんだよ。たとえ君が死神でも。」
ナンシー「死神死神って、うるせえんだよ」
ナンシーがかがんだ時、彼女を捕まえようとしたケイタがあやまって海に落ちた。
海岸でケイタは焚き火で暖をとりながら、
「もう、バカなことはしないと約束して、死神も罪重ねるなよ」
ナンシー「だから、何もやってないって。死神じゃないし」
二人はケイタに約束をした。
ゼロワンとセブンは二人がまた死のうとする確率を予測していた。
ケイタがシミュレーションなんてあてにならないというと、シドがケイタの意味不明な行動は予測外だ。
ゼロワン「帰るぞ!潮風は苦手だ」
セブン「そろそろ充電の時間だ。バディ」
ケイタ「腹減ったな」
シドがナンシーに「君といると胸がドキドキする。」というとナンシーが「私も」と言い、シドが「これってやっぱり・・」二人で「だよね」といい感じに。
ケイタの服の胸ポケットの右と左に入ったゼロワンとセブンがバイブで動きながら、
セブン「典型的なつりばし効果だ」
ゼロワン「もって、一月だな」
セブン「いや末永く幸福に暮らす可能性も否定できない」
ゼロワン「だからお前はなにもわかっていないというのだ。」
セブン「その言葉そのままお前に返そう」
ケイタ「もう、うるせえっつうの」とケイタが2体を取り出して画面を開くと火花が散った。
今週はケイタの妹の、恋愛相談サイトに自殺予告メールが届き、ケイタとケータイ達がそれを止める話で、現在問題になっているサイトで集まって、集団自殺をする若者へのメッセージでした。
自殺して死にたいって思ったことはありますか?そして、抜け出せない絶望、やりきれない空虚感、生き地獄にいるような気持ち、世間を怨み、妬みやさぐれた日々。
多かれ少なかれ、ちょっとは思った人もいるんじゃないかな。
私もありますよ。自殺まではいかないけど、ここで死んだほうが、楽なんじゃないかと思った時。
死んでも誰も困らしまないし、友達も、知り合いも親まで遠ざけていたとき。
一人海に行って、花をめでて、自然を感じて、宇宙を感じて、川の水をさわって「ウ・ウォーター」、「生きているってなんだろ。生きているってなあに?おにいちゃーん」と、テリーとドリーを思い出し、復活しました。落ち込んだ時は、落ち込ませてください。やさぐれた時は、一緒にやさぐれてくれる人がいたら、海中の底を蹴って、また太陽まで浮上できるんです。
頭の中でシミュレーションしすぎて、臆病になっている人や心配性の人は実は頭のいい、回転の速い人で、考えすぎなんです。
時には鈍感になって、頭を空にして、嫌なことなんてデリートして心をリセットしてしまえばいいって、この間教えてもらいました。
そんなことを思い出す回でした。
シミュレーション好きのもてない男の役がほっしゃん似合いすぎで、お笑いの人だって途中忘れていました。面白い表情ばかりだけど、笑顔は無かったですよね。
それに、ナンシーが怖かった。同じ状況、同じシチュエーションなのに、いつも死なずに助かってしまう死神は自分では気が付かないものなんですね。昔読んだ松本零士さんの戦争漫画にも、そういう死神と思われる人の話がありましたね。
太陽と海の教室にも同じような少女の話があって、女の子にもてない優しすぎる男の子は、一緒に死んでくれると女の子が考えているのが似てますね。一人で行くのは淋しすぎるのかな。
今回暗くなる内容が面白くてほのぼのしたのはゼロワンとセブンの対決のおかげで、どとらが人間のことをより知っているか予測対決が中心でしたね。そして、また仕事ではなく他人に巻き込まれて、シドとナンシーに翻弄されるお人よしのケイタ君も面白かった。
滝本さんを思い出して、死んで残されたものは悲しいって泣かすなよ。
なぜか、天使と悪魔のささやきの中で、海に落ちて死にそうになるケイタ君が不憫でしたね。
ゼロワンがケイタに帰るぞって、ゼロワンにも居場所が出来たんだなあ、安心してセブンとケンカのできる帰れる場所が・・良かったね。なんだかんだ対立しているけど、シンクロして三人で「ナイナイ」って言ったり、同じように人間を観察して予測しあったり、ライバルとしていい関係になってきましたね。
胸ポケットにセブンとゼロワン入れて帰るケイタが羨ましい。
ゼロワンが勝手に自分でデモリッションして人命救助をしたり、セブンが自分でバイブ機能作動させて方向転換してパソコン画面を見ようとしたり、だんだん知恵がついて人間型ロボットに近づいている気がする。いつもここのCG班には頭がさがります。GJです。
来週は「ケータイが生まれた日」で、また過去の開発中のお話で、伊達(渡辺いっけい)、宗方(益岡徹)、水戸(ミッキー・カーチス)の3人が中心のお話みたいです。
ああ疲れた。長くなりすぎた。これは実は内容を書くのに3時間以上かかってます。なんでだろう頭が痛くなっちゃった。
