ホラー好きとしてはこの題名を見るとやはり、手にとってしまいました。
楳図かずお先生といえば、ホラー漫画の大家!今度の映画は「血」&「姉妹」の2本の作品を合わせたもののようです。
怖い漫画は「へび女」や「猫目小僧」の方が怖いのですが、何故今おろちを映画化しようと思ったのかは謎ですが、「おろち」の場合、怖いのはおろちでは無く人間の方です。
おろちは謎の力を持っていますし、不幸をかぎつけ、何故か何年間も人間を観察するのですが、その人間の不幸な事件を私たち読者はおろちの目線で恐怖を体験するんです。
とくに、この「姉妹」と「血」は姉妹の確執のお話なので、映画は美しい姉妹の他人からは気づかない、心の中の黒いどろどろした感情が恐ろしい。
もちろん、ホラーなので、このような姉妹が現実にいないことを願いますが、男・金・物への固執があるのは女性なら皆同じ!
避けることの出来ない不幸、悲しみ、憎悪、そして業、変えられない運命の憂い、復讐を生きがいとする女の恐ろしさがたっぷり味わえます。
漫画では18歳になると醜く変化するのが、映画では29歳になっていますね。
30歳手前という、微妙な年齢が醜く変化することへの恐怖を感じる年頃なので、より共感を得られるのかもしれません。
それは、映画を見ると明らかになるのかも。
【あらすじ】
29歳――美しき姉妹を待ち受ける、悲しき運命のはじまり。
100年に一度永い眠りにつくことによって、不老不死の体を保ち、人の世をさまよい続ける謎の美少女“おろち”。行く先々で起こる、人の業からなる悲劇、惨劇を、時に自らの不思議な力を介入させつつ、“おろち”は見つめ続ける。彼女は天使なのか、悪魔なのか……どこから来てどこへ行くのか……誰も知らない。
“おろち”が家政婦として潜り込んだ門前家には二人の美しい姉妹がいた。門前家の女たちは誰よりも美しく生まれるが、29歳をすぎるころには突然美貌(びぼう)が崩れ始め、果ては化け物のように醜く朽ち果て、やがて死んでいくという。
ある日、妹の理沙は醜く崩れ死んでゆく間際の母親から、もう1つの門前家の秘密を打ち明けられる……。
【キャスト、スタッフ】
キャスト:木村佳乃、中越典子、谷村美月
原作:楳図かずお
監督:鶴田法男
脚本:高橋洋
映画は行けるかはわからないけど、DVDになったら見ようかな。
