今夏のザクロ…あまり良い出来ではなさそうです。

 とは申しましても、これはわたくしが所有する樹でも実家になるザクロの実でもありません。

 いつも空き缶やらペットボトルの清掃ボランティア活動している遊歩道に植えられているザクロの樹でございます。

 ケチをつけられたザクロ…口を尖らせ抗議をしているかのよう。

「この暑さのせいで小振りになっちゃったのかしら?どれもこれも実が生ってないよねぇ~」
「去年も暑かったけど、けっこう生ったよね?」
「こう暑くちゃサ、ザクロもヤル気なくしちゃうわよ」
「私、今度生まれ変わるとしても街路樹だけはイヤだなぁ~冬は寒いしカミナリは怖いし…」
「じゃ、電柱は?」
「あれって生命体じゃないでしょ?」
 今年はザクロに収穫は諦めようと言うことで話がまとまり、無事一件落着と相成りました!

 今日は朝から雨の予報が出ていたので、図書館から借りて来た本を読むことに…第2回警察小説新人賞を受賞した水村舟(みなむらしゅう)の長編警察小説。

 選評者のひとりである今野敏氏に「私の立場が危うくなる」と言わしめた作品であります。

 警務部監察課に勤務し、警察官でありながら弁護士資格を持っていると言う主人公・荒城を軸に、民間人から訴えられた警察官を全力で守って対応していく物語となっています。

 荒城は法律関係のスペシャリスト、勝率100パーセントを誇る腕の持ち主という設定なんですが…う~ん、新人賞を取るだけの面白さはあるのですが、キャラクターの位置づけに今ひとつ納得がいかず、読んでいて疲れる感じは否めません。

 でも…これシリーズ化されるかも知れず、筆力が上がったらピカッと輝く作品になるかと思います。

 次回作が楽しみな作家さんです。

 このところ大気が不安定で、どうも気象病に罹ってしまったかのようです。

 今日は涼しく凌ぎやすい日となり、エアコンを点けることなく過ごすことが出来たと言うのに、何んとなく体が重く感じます。

 電気代節約にもなって気分的にもアップ出来そうなのに、思考力も落ちている感じがします。 

 気圧と体調って微妙に影響し合っているのだと新聞記事で読んだことがありますが、気圧が低くても高くても鬱しいものです。

 困ったなぁ~買い物に行く気にもなれず、本日はお気に入りの缶詰のカレーで済ましちゃいましょう。

 お気に入りの缶詰は災害時の非常食用に買い置きしてあった「いなば」のチキンタイカレー!

 これを購入した時は特価品で、ひと缶85円だったんですが、物価高騰の煽りを受けて今では、ひと缶145円となっています。

 もっと買い溜めしときゃぁ~と思っても後の祭り…プルトップでカパッとフタを開けたらそのままガスに掛けて温めます。

 小っちゃな缶なので、いちいち小鍋で温めるのも面倒なんです。

 これ…耳の付け根が痛くなるほど、けっこうな辛さでして、わたくし的には本場の味…と言ってもタイに行ったこともなく、タイ料理店で頂いたこともないのですが、そんなわたくしでも本場の味だと思わせる魔法が掛かっているかのような美味しい缶詰であります。

 他にバターチキカレーとかグリーンカレーとかもあって、こちらのカレーシリーズは充実を極めております。

 ご飯が進んじゃうカレーなんですが、あまり進んじゃっても困るのですが、鶏肉がゴロゴロ入っているので満足度は高い缶詰カレーかと思います。

 新米が出回り始めたとのニュースを見て、少しホッと致しました。

 日本人がこよなく愛する新米!

 ピッカピカに光る米粒に早くお目にかかりたいと願っています。

 先祖代々にもお供えをしたら、さぞや喜ぶことでありましょう。

 

『仏飯のさめても今年米の艶』

(ぶつはんのさめてもことしごめのつや)

鷹羽狩行(たかはしゅぎょう)