朝から梅雨らしい空模様…日曜日と言うこともあって、すべての家事を放棄!

 身支度して、マグカップにお白湯をたっぷりと注いでからソファへに陣取りました。

 今日のお楽しみはコレ!

 今年の3月に発売されたばかりの最新作…恩田陸・著『Spring』…ちょっと読み応えのある448ページの長編です。

 構想・執筆に10年を費やしたと言う力作で「蜜蜂と遠雷」のバレエバージョンといったところかと思います。

 「蜜蜂と遠雷」はピアノコンクールの過程を描いた物語でしたが、今回は10代の男性バレリーナの成長する群像青春小説となっています。

 4章からなる物語で、どれもSpring・春をイメージして付けられています。

 1章・跳ねる。2章・芽吹く。3章・湧き出す…そして4章・春になるで締めくくられます。

 わたくしの日常にはないボーイズダンサーと言うこともあって、読み始めは少々難儀致しましたが、登場人物が頭の中で落ち着いてくると、あとは一気に別世界へと引き込まれました。

 自分にもっとクラシック音楽とバレエの知識があったなら、もっとこの作品を楽しめたろうにと悔やまれます。

  

 バレエと言う芸術は体型、体力、筋力はもちろん、センス・感性、音楽への解釈などを必要とし、表現力をも兼ね備えていないと踊れないと言うことがヒシヒシと伝わって参りました。

 途中…完読できるかなぁ~と思う場面もありましたが、そこは恩田氏の筆力で読み切ることができました。

 左ページ下にパラパラ漫画のようなパラパラ挿画が描かれています。

 バレエの基本のポーズをパラパラと捲って楽しむことができる、ちょっと洒落たアイデアかなと思いました。

 大作を読み切った読後感は、それこそ春!爽やかな余韻が残りました。

 気温はそれほど高くなくとも湿度でムシムシ…肌にベトつく感じがします。

 あまり火を使う料理はしたくありません。

 冷凍のマグロを解凍し、塩と酒、しょう油にみりんで作ったタレに暫く漬けておきましょう。


 ご飯は炊飯器が炊いてくれますからね、あとはマグロをコンロで焼くだけでございます。

 ツヤツヤのマグロの漬け焼きの出来上がりです。

 たっぷりの小ネギを添えて頂きましょう。

 「う~ん、旨ぁ~」

 明日、晴れたらサボってしまった洗濯やら掃除やらの家事が山のように待っております。

 「喝」を入れるため、冷えたビールを飲んじゃおうっと!