我が町内にある遊歩道…木漏れ日が射し、木陰はおかげさまで涼しい風が通り抜けホッと致します。

 今年はなぜか、梅の葉がハラハラと散ってきて、せっかくの新緑も黄色く変色しております。

 梅の実も不作で、町内清掃ボランティアメンバーもちょっと不満顔であります。

「いつもならここの3本の梅の木、青い実がびっしりと生ってるのにねぇ。今年はまったく実を付けなかったね。どうしちゃったんだろか?」

「私も毎年、ここの梅、アテにしてからガックリよ。仕方なく今年は梅酒用に2キロだけ買ったわよ」

 町内を清掃するメンバーの特権とばかり、たわわに実った梅はメンバー全員で分けていたのですが、今年は1個も実りませんでした。

「こんな年、なかったような気がする…スーパーの梅も結構な値段が付いてたもんね」

「今更ながらだけどもサ、タダっていいわねぇ」

 今日はこれだけ晴れて暑いのに、水分補給したあとの空き缶やペットボトルなどのポイ捨て、少なかったです。

 このマナー、このまま続くといいんだけどぉ~

「あっ!この間、隣町との交差点に味噌ラーメン屋がオープンしたじゃない…6月のはじめだったかな?昨日ね、その隣に別のラーメン屋が開店しててビックリしちゃった!もう行列してんのよ」

「交差点の角でしたよね?その隣って…あの坂道の方ですか?」
「そうなのよ。工事ってしてたっけ?前は何んの店だっけ?」
「…確かね、カレー屋が3軒やってて、3軒とも潰れちゃったのよ。突貫工事だったかもね」
「それにしても、あの交差点の周りだけで…1、2、34…5、6軒目になるのか?すごい激戦地区だなぁ~」

 確かに工事、してました!

 スープを取る大きな寸胴鍋が店の外に置かれているのを見たのは…今週の頭でしたから、突貫工事だったことは間違いないと思います。

 6軒とは言いましても、それぞれが別の味でして、家系のこってり背脂がのったラーメン、辛い担々麺、つけ麺、普通の中華そば、味噌ラーメン、そしてオープンしたばかりの店は…「まぜそば」だそうです。

 この道路を境に隣町となるので、あまり詳しくないので、わたくしわざわざ見に行って参りました。

 ここはゆるい坂道になっていて、5段ほどの階段もあります。

 黄色の看板が目立ちますねぇ~

 「ラーメン・まぜそば 鷹の目」の東陽町店…チェーン店なのでしょうか?

 2階もあるみたい…最後尾に並んでいる人に訊いてみました。 

 並んでいる人、スマホを見ていましたが待ちくたびれてヒマだったんでしょうねぇ~詳しく教えてくれました。

「チェーン店ですよ。蒲田とか明大前とか…ここ東陽町店は8軒目だったかな?チャーシューも大きいしボリュームあるし美味しいですよ。麺が太くてトッピングが多いんですよ。値段?基本は1100円でトッピングは無料だから安いと思いますよ。入り口で食券を買うシステムですよ」

「そうなんですか。細かいところまで教えて頂いて、ありがとうございました」

「まぜそば」って話に聞いても想像もできません。

 話を訊いているわたくしの後ろにも人が並び始めています。

 ここは食べきれる自信がないので、お礼だけ申しあげて列から離れました。

 まぜそばの話を訊いただけで、口の中は背脂でベトベトしちゃう感じ!

 お八つは、今が旬のスモモを頂きましょう。

 ひと口噛めば…口の中はさっぱり!

 スモモ特有の甘ずっさぱさに魅了されます。

 わたくし、ラーメンもさっぱり・しょう油味の東京ラーメンが好みでありますが、もう夏!

 冷やし中華の美味しい店があったら、ぜひ教えてくださいませ!

 冷やし中華そばの専門店って聞いたことなかも!

 

『さびしきは冷やし中華の紅生姜』

(さびしきはひやしちゅうかのべにしょうが)

望月秀子