今日の最高気温は28度だそうで真夏日を更新すると予報にありました。
湿度は低いとかで梅雨入りの前の貴重な洗濯日和とのことであります。
午前9時…図書館の開館を待ちわびて入館!
図書館の館内はまだエアコンを入れておらず、窓を開けての自然空調!
さらりとした風が通って気持ちが良いです。
予約本を受け取り、気持ちが良いので少し回り道をして帰りましょう。
歩道の脇に昼顔・ヒルガオが咲いておりました。
朝に咲いて、昼になっても萎ばずに咲いているところから「昼顔」の名をもらった花であります。
それでも夕方には花を閉じてしまう一日花(いちにちばな)…花の命は短くて…でございます。
儚げな風情のヒルガオですが、全草を乾燥させますと利尿剤などに効く生薬となる、いわゆる薬用植物であります。
明日に咲く蕾も出ておりまして、ヒソヒソ声が聞こえるかのようです。
「花びらを開くとね、とっても明るくて見たこともない世界が広がるよ!今は…変なおばさんが覗いてるけど…」
なんとまぁ~失礼な!
でも…きれいだね!
八百屋さんの店先やスーパーの野菜売り場では早くも夏野菜のあれこれが並び始めました。
どれも新鮮…いくつかを買い求め、栄養たっぷりのラタトゥイユを作ってみることにしました。
ベーコンを入れずに野菜のみのさっぱりとしたラタトゥイユにするつもり…トマトも缶詰ではなく熟れたトマトを使います。
水は一滴も入れずに白ワインをコップに半分ほど、あとはコンソメを1個を投入し、きっちりとフタをして煮込んでいきましょう。
コトコトと煮込んでいる間、お気に入りの1冊を手にソファへ…
そうそうたる5人の作家のアンソロジー・短編集…『ほろよい読書・おかわり』、おかわりと銘打っておりますから「ほろよい読書」の続編となります。
今回も5人の作家さんが描くお酒と食べ物にまつわる味わいある物語が収められています。
・麗しいバーテンダーと下戸の男性の恋の行方は…お酒はノンアルコールのカクテルが登場!(きのこルクテル・青山美智子)
・本音を隠した男女のオイスターをめぐる戦い!牡蠣が食べたくなるぅ~(オイスターウォーズ・朱野帰子(あけのかえるこ))
・父の死後にベトナム人の義母と飲み交わすジンのほろ苦さ…(ホンサイホンベー・一穂ミチ)
・少女と同級生の恋とその叔父さんの極上のテキーラ…(きみはアガベ・奥田亜希子)
・不思議な赤ちょうちんの日本酒…(タイムスリップ・西条奈加)
どのお酒も甘口・辛口、艶めかしさ、爽やかなものと楽しめる作品集であるかと思います。
双葉文庫さん、またの「おかわり」を期待しております。
野菜の優しい匂いがして参りました。
そろそろ出来上がるころ…今日はバゲットで頂きましょう。
ズッキー二とナス、煮崩れることなく仕上がりました。
トマトが思った以上の力を発揮してくれたようです。
コクがあって酸味も甘みもあって、なんとも美味しい!
一日の締めくくりに相応しい一皿となりました。
おかわり、しちゃおう!