青い空に白い雲…思わず「おうい雲よ」と呼びかけたくなります。
山村暮鳥(やまむらぼちょう)の詩はこの後、こう続きます。
『おうい雲よ、いういうと馬鹿にのんきさうぢゃないか。どこまでゆくんだ。磐城平の方までゆくんか』
(おういくもよ、ゆうゆうとばかにのんきそうじゃないか。どこまでゆくんだ。いわきだいらのほうまでゆくんか)
湿度を含まない風が、わたくしのグレイヘアをさわさわと梳(す)いていきます。
若い人ですとおくれ毛とか言うのでしょうが、わたくしですとほつれ髪と言うのかやつれ髪と言うのか、貧相に見えてしまいますからね、束ね直すと致しましょう。
雲も風に流されて千切れて、どんどん形を変えていっています。
図書館の裏庭に設置されているベンチに横になって刻々と変わっていく雲の姿を眺めていたいのですが…近ごろのベンチは横になることができません。
ひとつのベンチにひじ掛けが備えられ、のんびりと仰向けになることが叶わぬのです。
昔はよく酔っ払いやホームレスの人が、公園や駅のベンチで寝ちゃっていると行政に苦情が行ったようで、苦肉の策がベンチに仕切り・ひじ掛けが設置されたと聞きました。
なるほど…これではどう体勢を変えようと仰向けになって空を仰ぐことはできません。
実に簡単なことではありますが、一番先に思いついた人って…すごいな!
芝生の上で時間を気にせずに空を眺めていたいなぁ~
ウトウトしたら、そのまま寝ちゃってもいいし…いやいや警察騒ぎになったら大変です。
「芝生立ち入り禁止!」の札が立たぬよう、気を付けなければ!
先日、運河沿いの遊歩道で見掛けた生木…裂かれたままだったのが、根っこが生きていたのでしょう。
切り株のあちこちから新芽を出して再生しておりました。
昨日の雨も恵の雨となったのか、とっても元気!
まさにスクスクと育っております。
これじゃぁ~すぐに元の樹のように大きく成長することでしょう。
歩く人の邪魔になりませんし、木陰が出来たら嬉しい!
伐採の指示を出した行政の方たちには申し訳ありませんが、早く大きくなぁ~れ!
湿度が低いせいか、半そでではちょっと肘が冷えてきちゃうほど風は涼やか…今夜は冷凍してあったアサリとホタテ、タラの切り身を解凍して温かなシチュウを作ました。
今日は買い物なし…6月1日よりおよそ600品以上の円安値上げが実施され、いやはや困りました。
お米や海苔が値上げされたら、おむすびも気軽に食べられません。
冷凍庫にある食材をチマチマと使い切り、何んとか乗り切らないと…
わたくし、このクリームシチュウとご飯の組み合わせ、40代後半になって大好物になったのですが、それまでは炭水化物と言えばパンを頂いておりました。
給食のクリームシチュウは粉臭くて大の苦手…この献立の日は登校拒否をしていました。
もともとが小学校2年の夏休みまで登校拒否児童で春雨サラダの日とクジラの竜田揚げの時だけ保健室に登校…こっそりと給食を食べて家に帰っていました。
母親などは「給食を払ってんだからね、毎日お昼ご飯はがっこ(学校)に行って食べておいで!」と言われたものです。
担任の先生は先生で保健室にでも学校に来られるなら良し!と言った感じで受け入れてくれていました。
昭和30年代…良い時代に育ちました。
ひとり暮らしとなった今でもホワイトシチュウ、クリームシチュウはよく作ります。
温かなご飯に熱~いシチュウを掛けて頂く…今夜も美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。