朝は晴れていたのですが、10時を回るころ少し雲が多くなって来ちゃいました。
雨の予報は出てませんでしたので文京区にある根津神社で開催されている「つつじまつり」へ行くことに致しましょう。
先日、讀賣新聞・夕刊にカラー写真と共にツツジが咲き始めたとの紹介記事が載っておりまして、ゴールデンウィークで混み合う前にチャチャッと出掛けて参りました。
東京メトロ・千代田線「根津駅」から徒歩5分ほど…根津神社までの街灯には「つつじまつり」の開催を知らせるシートが掲げられてて、気分は一気に上がって参ります。
それほどの混みようでなくて「良かった!」…それでも境内には欧米から来た観光客の方が咲き誇るツツジを観て「オーマイガー!ビューティフ~!」と歓声を上げておりました。
わたくしも小声で「オーマイガー!ビューティフ~」と真似てみました…なんだかツツジを観る気持ちが変わったような気がするから不思議です。
まぁ~るく剪定されたツツジは彩り豊かで見応えがあります。
黄色いツツジもあるんですが、開花はまだのようでした。
ケヤキやモミジ、クスノキの新緑もつつじの赤を映えさせているように感じます。
「つつじ苑」の入苑料は500円…外国人観光客の方は垣根の外で満足しているようで、苑の中はガラガラ…つつじの間に小径が作られていますので、ゆっくりと観られますし、写真を撮るのにも絶好のスポットがございます。
後ろの家は普通の民家なのですが、つつじ苑を考慮したものか、とても落ち着いた壁となっていて写真映りもバッチリ!
あちらの窓からは毎日タダでつつじや神社の境内が眺められて良いなぁ~
「いえいえ!観光客の方が見上げるのでテラスにもおちおち出られません」と言われそうですから、観光地でのマナーには気を付けなければなりません。
こちらは満開…色が揃うとそれだけで迫力があります。
円安で日本への旅行は楽しいかと思うのですが、入場口で入苑料が500円と知ると外国人観光客の方はそのままUターン!
方向転換して赤い千本鳥居へと向かいます。
連休に入りますと、この鳥居を歩くにも大変です。
なかなか前に進むことができずに押し合いへし合いになってしまいかねません。
途中にある乙女神社(おとめじんじゃ)の舞台から絶景が見渡せます。
赤い鳥居の奉納の順番を待つ人は100人を超えていると聞いたことがございます。
1柱、相当な奉納料が掛かると思うのですが、自分の好きな場所への奉納は叶わず、空いたらところに決まるのだそうです。
1本1本の鳥居には奉納した人の名前や会社名が書かれています。
文京区の区花はもちろん「つつじ」…ガードレールにも道路標識にもつつじの絵柄がデザインされております。
花言葉は「節度」と「慎み」だとか…行政に相応しいことと思います。
我が江東区の補欠選挙が日曜にありますが、この花言葉にあるような衆議院議員が選ばれることを願っています。
地下鉄・根津駅の上にある甘味処・秋田屋さん…創業は昭和7年の老舗です。
いつも根津神社でのお参りの後は大福餅やみたらし団子を買い求めるのですが、今日はここのお稲荷さんとのり巻きでお昼と致しましょう。
さすが…豆大福は人気とみえて残り少なくなっております。
お稲荷さんとのり巻きは1個・100円。
つつじを堪能し、昭和の味のお稲荷さんとのり巻きを頂けて幸せ!
根津神社「つつじまつり」は、約100種、3000株のつつじが見ごろとなっております。
いろいろな出店も並んで賑やかな境内であります。
『この音羽いでや躑躅のはな曇』
(このおとわいでやつつじのはなぐもり)
馬場存義(ばばぞんぎ)