今週末からいよいよゴールデンウィークがスタート!
夕方の番組で海外旅行へ行く人、国内旅行に決めた人などのニュース映像が流れていました。
スギ花粉が飛び始めた2月のはじめ…「スギが大人しくなったら次はヒノキの花粉が飛んで…花粉症が落ち着くのはゴールデンウイークのころかな」とアレルギー外来の先生に言われたことを思い出しました。
このごろのわたくし、花粉症の症状は薬を飲む必要もなくなりましてホッとひと息…別の意味で待ちに待ったゴールデンウィークとなりました。
ゴールデンウィークの祝日は「昭和の日」、「憲法記念日」、「みどりの日」…そして「こどもの日」と続きます。
昭和生まれのわたくしの家では、それぞれの祝日に日の丸を掲げておりました。
わたくしには頼りない兄がひとりおりましたので…過去形で失礼いたしました、まだ元気でおります…日の丸とは別に鯉のぼりも揚げていました。
4月の下旬に鯉のぼりを揚げる支柱を庭に立て用意をし、5月5日の早朝、天気が良ければ父が吹き流しと真鯉の1匹だけを揚げておりました。
今のように真鯉や緋鯉などと賑やかなものではありませんで、実にシンプル!
兄が高校生のころまで揚げていたように思います。
当の兄は、子を思う親の気持ちに感謝する風でもなく「鯉かぁ~」と縁側でつぶやいていたような?
わたくしは兄とは8つも歳が離れていましたので、うっすらとヒゲが生えている胡散臭いおっちゃんにしか見えませんでしたが、案外と妹思いで本などを読み聞かせてくれたことを覚えております。
「江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)」と例えられております。
鯉のぼりは空洞…口から勢いよく入った風が全部吹き抜けることから、江戸っ子は口は悪いが腹ん中はさっぱりとしたもので、口に出して言えばそれで終わり。
グズグズとはせずにサッパリとして後腐れなしと言うわけです。
まぁ~別の意味では、後先考えずにものを言い、単純でおっちょこいと言われています。
今の時代の江戸っ子はどうでしょうか?
さて…「昭和の日」は元々は昭和天皇の誕生日で、天皇が崩御されて以降は平日に戻るはずだったのですが、ゴールデンウィークのスタートを切る日でもあったので残されたと聞いております。
最初は29日が「みどりの日」でありましたが、2007年から「昭和の日」と改名し、5月4日を「みどりの日」とし連休にしたとのこと…前期高齢者のひとり暮らしで大型連休と言っても、人込みは避けて家でじっと過ごす以外にありませんで、案外と淋しいものでございます。
何しろこの先ずーっと死ぬまで連休なものですから、これと言った特別感もお得感もありません。
まぁ~薫風吹く良い季節でありますからね、都内の公園や庭園にでも出かけてみますかね。
近所の公園に揚げられた鯉のぼり…今日は天気は良いのですが風はまったくなしで、だらりんこ!
これじゃぁ~江戸っ子の粋を見せることも叶いません。
「こどもの日」当日は気持ちよいの風が吹くことを願っています。
真っ赤に熟れたトマトと思っていたら「こういう品種なの」と八百屋のおいちゃんに教えられました。
今は様々な色のトマトが売られているようで、緑や黒のトマトでも甘くてちゃんとしたトマトの味がするそうです。
「千葉のトマト。見た目と違って、ちょっと味は薄い感じがするけどもサ、どんなドレッシングにも合うから試してみてよ」
「味が薄いのぉ~?トマトの味はするんだよね?」
「トマトだよ!シソの葉とごま油で合わせると美味しいよ」
「シソの葉っぱ、おまけに付いてんの?」
「付いてない!」
仕方なくトマトひと山とシソの葉をひと束買って参りました
中華風の味付けにシソの葉がアクセント!
ホントに美味しかったです!
あ~初夏だなぁ~
『台所赤くなるほどトマト置く』
(だいどころあかくなるほどとまとおく)
右城墓石(うしろぼせき)