もう我が家の日用品の予算が大ピンチ!
わたくし、先月に「万病の元」となる風邪を引いてしまい、痰が絡み鼻水も止まらず、ティッシュペーパーを摘まむ回数は半端じゃございませんでした。
それに加え…スギ花粉の飛散が本格的になってきて、鼻水が加速度を増して垂れてくる始末。
アレルギーを抑える薬・ロラタジンを飲んでも、鼻水だけは治まらず参っております。
部屋のあちこちにティッシュの箱を置いておかねば間に合わず、首からぶら下げておこうかと思ううほどの量であります。
ティッシュの使用量も半端なく、2月の半ばからすでにふた箱を消費…ティッシュをケチるわけにもいかず、今のところは使い放題の状態であります。
ティッシュペーパー予算を立て直し、買い置きに走りましょう!
ティッシュペーパー5箱…納戸の定位置に置いた、この安心感!
これで思いっきり鼻をかむことが出来ます。
ティッシュはソファの横にも置いてあります。
これだけの水分が出てしまうのですから水分補給もしっかりと摂らないと脱水状態に陥ってしまい兼ねませんからね、温かな白湯を入れたポットも用意万端!
図書館本を読むと致しましょう。
秋川滝美・著『居酒屋ぼったくり』…シリーズ累計数・140万部を記録している人気本であります。
元々はオンライン小説であったそうですが、書籍化に伴い現在は削除されているとか…ちょっと残念。
まるでコミックのような表紙絵と背表紙であります。
わたくしようやくシリーズ4まで読み進めて参りました。
この表紙絵、一緒にのれんをくぐって店の中に入りたくなっちゃいます。
舞台は東京・下町…小さな商店街にある居酒屋「ぼったくり」…恐ろしい名前の居酒屋でありますが、亡き両親から引き継いだ店で、美人姉妹ふたりが切り盛りしています。
そんな店でお客が抱えるちょっとした困り事を、常連たちと姉妹が旨い酒と美味しいご飯を味わいつつ一緒に知恵を出し合い解決していくと言う人情派の物語の連作短編集に収まっております。
最後のページには登場した日本酒や肴のレシピも添えられ、試してみようかなぁ~とのお楽しみもございます。
なんだかんだとややこしい話はひとつもないので、スィスィと読めちゃいます。
読後感は「あ~面白かった!」で、次のシリーズに進むことが出来ますが、先はまだまだ長そうです。
鼻水とは言え、なんでも体から排出されると体力・免疫力が落ちてしまうと思われます。
今夜はしっかりと鉄分とビタミンを補給するために豚・レバーを買い求めて参りました。
行き付けの肉屋には毎日新鮮なレバーが置いてありますので、安心して頂けます。
もうプリップリ!
一滴の血も滴ってこぬほどの新鮮さであります。
サッと塩焼きだけでも美味しいのですが、今日はちょっと手間を掛けた一品にしてみましょう。
レバーは衣をつけてサッと揚げております。
ほうれん草はバターを奮発してソテーしておきました。
もうここからはスピードが勝負であります。
手際よく玉ねぎを炒めたらレバーと共に甘酢あんで絡めて参りましょう。
玉ねぎのシャキシャキ感が残ったら、大成功!
明日こそは、きっと明日には風邪が良くなっていると期待して、すでに12日が経ってしまいました。
回復力が衰えたことは認めなければならぬと思います。
生きる気力だけは持って行かれぬよう、もう少し踏ん張っていかなければ…明日こそ、レバーの力を借りて、風邪を撃退してやるぞ!
『風邪の神覗く障子の穴目かな』
(かぜのかみのぞくしょうじのあなめかな)
尾崎放哉(おざきほうさい)