年始年末でゴミの収集がお休みだったのですが、我がマンションのゴミステーションは通常と変わらず24時間捨てることが可能…家の中にゴミを溜めることなく新年を迎えることができました。
不燃ゴミ集積所には、こんなにたくさんのスプレー缶が捨ててありました。
年末から冷え込んだこともあって、家族みんなで鍋を囲んだのでしょうか?
家庭用コンロのカセット・ガスの消費が多かったのかと思います。
もちろんヘアスプレーなどもあるのですが、こんな短期間で山積みになっているガスボンベを見るのは初めてであります。
わたくしはひとり暮らしですから、わざわざカセットコンロを用意するのも面倒で、キッチンで温めたひとり鍋を慎ましく摘まみました。
みなさん、どんな鍋料理を楽しんだのかな?
わたくし…もうワイワイ・ガヤガヤとひとつの鍋を突つく楽しみは、もう味わえないのかも知れません。
う~ん…淋しいな。
今年・初となる図書館へ!
予約してあった本が年末年始を終えて、ようやく順番が巡ってきたと連絡があったので、本を受け取りに行って参りました。
お正月恒例の「本の福袋」が今年も用意されておりました!
図書館ですからね、デパートの福袋とは違いまして「配布中」となっています。
袋の中には館員の方がテーマごとに3冊の本が入っております。
今年は何を借りようかなぁ~と選ぶのも楽しみ…
「どれどれ?」
『筋賀新年』…きっと筋トレのガイドブックや人体図などの本が入っているかも?これはわたくし向きではないかもね。
『営業マンの必読本!』…営業マンかぁ~必読本・3冊も読んでいる営業マンって、成績が上がるかなぁ~?読んでる間にセッセと売らなくちゃっ!
『新年の抱負』…抱負かぁ~抱負を挙げても、達成できたことってなかったなぁ~これもわたくし向きではないよなぁ~
『ジビエを知りたい!』…知りたくとも肝心のジビエにする肉が周りのスーパーにないし…ひとりで食べるのに最も相応しくないんでないの?
昨年から予約本・19冊を入れてあるので、順番が来るのを気長に待つとしますか。
ひと袋づつ見ていたら、あっという間に小一時間が経ってしまい、ありゃっ!
ササッと予約本を受け取り、帰って読むと致しましょう。
高瀬準子(たかせじゅんこ)・著『いい子のあくび』…讀賣新聞の書評に載っていて、タイトルに惹かれて予約をしたのですが、この作家さんの芥川受賞作品「おいしいごはんが食べられますように」を途中25ページほどでギブアップしてしまったことを思い出しました!
「これ、大丈夫かなぁ~」…読書が趣味なわたくし、読了できなかったトラウマを発生!
本作は3つの短編集となっております。
ページ数が少ない「お供え」から読み始めました…何んとか読み終えましたが、読後感はあまりピンときませんで、次はもっとページ数が少ない「末永い幸せ」を読みました。
う~ん…?
仕方がない表題作の「いい子のあくび」のページを開きました。
自転車に乗りながらスマホをしている中学生に「ぶつかったる」と自転車を避けずにわざとぶつかって行く主人公・私。
自転車は私に当たり、転倒…そこへ車がチョコンと当たったかも?
「私は正しい」と言い切る主人公に…もうついて行けない。
わずか20ページでまたもやギブアップとなりました。
芥川賞受賞後の第1作目となる本作ですが、昨年11月に予約を入れた割には順番が巡って来るのが早かったように思います。
みなさんもギブアップしちゃったのかな?
読んだ後の余韻が芳しくないのは、わたくしと高瀬氏の相性が悪いのかも知れません。
次に待っている方がおられますからね、明日には返却しようと思います。
ここらでちょっとひと休み…おせち料理・なますに入れて残った干し柿を頂きましょう。
干し柿の甘さって、毛細血管を猛スピードで行くのではなく、じわじわとしみ渡って行く甘さであります。
ゆっくりと口の中で味わうと何んとも云えぬ幸せを感じます。
「今日は小寒・寒の入りだねぇ~今夜は久しぶりにコンロを出して、ひとり鍋を楽しもうかな」…
あれ?ガスボンベってまだ残っていたかな?
これはいい機会…災害時の備えとして備蓄を見直してみましょうか。
いつ何が起こるか予測できないのが、地震等の災害であります。
能登地震の地で、すでにボランティアの方々の活動が始まっていると聞きました。
ひとりで何ができ得るのか、これからよく考えていかねばなりません。
干し柿を、もうひとつ…しみじみと普通の暮らしができることに感謝!
有難いことと思わずにはおられません。
『干し柿やあまたの恵み受けて生く』
(ほしがきやあまたのめぐみうけていく)
角川源蔵