すっかり葉を落としたフユヅタの枝に…あら、キチョウがとまってる?

 この辺りを縄張り?にしていた、あのお馴染みのキチョウがまだ元気にしている様子に、わたくし嬉しくなってしまい、ツッッと傍に寄っていきましたら…最後まで残っていた黄葉の一枚。

 まるで蝶のような葉の形に、すっかり騙されてしまいました。

 とうに寿命を迎えたであろうキチョウの在りし日を偲びながら…わたくし娘と待ち合わせをしております日本橋・高島屋へと急ぎ足!

 正面玄関には大きな門松が飾られており、令和6年を迎える準備は済んでおります。

 人の丈をゆうに超える大きさだけど「松竹…」のみで「梅」はどうした?

 

 正面玄関で無事に娘と会うことが叶い、そのまま8階…おせち料理の引き取りに向かいました。

 「もうおせちを頼むのぉ~?」と注文をしたのが…9月の25日のことでした。

 早いもので大みそかの今日、引き取ることが出来てホッ!

「重たい!重たい!」

「お母さんの少人数分のでしょ!大げさなんだから…」

 今年も1~2名分の小さなお重のつもりっだったんですが、娘が「いづうの押しずし」を追加注文してくれたので、重いんです!

 娘は娘で家族のおせちのお重があるので、自分の分は人を頼らず持たねばなりません。

「よいしょ!」

「少し休んでいく?」

「いくいく!コーヒー飲んで行こ!」

 新館1階にあるカフェでひと休み…店内の席は満席でしたので、外のテーブルで温かな飲み物とチョコレート菓子をチョィス!

「う~!体の毛細血管に甘さがしみわたってゆくぅ~」

 糖分って本当に即・疲れをとってくれるような気が致します。

「疲れがとれるってサ…毎日ソファに寝転がって本ばっかり読んでるんだよね?」

「それだけでもね、この歳になると疲れるんだよ!」

 人込みを抜けてきたせいか、体の芯はまだ熱を持っているかのよう…風はないので、ちっとも寒くありません。

「なんかサ、外国のカフェに来てるような気分だね」

「あそこに高島屋ってロゴが書いてあるし、歩いてる人はみんな平たい顔してるからね、ここは紛れもなく日本橋・高島屋だよ!」

 カッチ~ン!娘はわたくしの気持ちを見事に粉砕してくれました!

  

「お母さん、何事もなく無事に良い年を迎えられるといいね!」

「無事に迎えられるといいねも何も、あと10時間で令和6年だわよ!縁起の悪いこと言わないでよ」

 それからは無駄口を利く間もなく娘とバイバイ!

  

 家に帰ってから、おせちのお重には入っていない何品かを作ることに精を出しました。

 ひとつはごまめとクルミで香ばしい田作りを…もう一品は風邪防止のキンカンの蜜煮をこさえ、何かやり遂げた達成感を味わいました。

 小魚のカルシウムが摂れる田作りは日々、頂きたいほど栄養満点、キンカンはビタミンCをはじめとするオメガ3など数々の栄養素と果糖が摂取できます。

 おかげさまで、ごまめを噛める歯も丈夫でございます。

 刻々と迫って来る新しい年…熱々の天ぷらで年越しそばを頂きましょう。

 不安をたくさん抱えて迎える年ではありますが…少し頑張って生きて行こう。

 どうぞ、みなさまも平穏な年を迎えられますように…

 このブログを訪ねて下すった多くの方々、ありがとうございました。