「あらぁ~!」
先日ご紹介した、あの毛深いイチョウの樹がバッサリと刈り込まれていてビックリ仰天!
なになに、剪定作業中?
イチョウにとって今が見せ時と言いましょうか、これぞ黄葉という時期に何も丸坊主にするこたぁ~ないじゃないですか!
遊歩道の街路樹や植え込みの落ち葉・枯れ葉は地元のボランティア活動の方たちが掃き掃除をしておりますから、もう少し紅葉の季節を楽しみたかった…残念であります。
すっかり刈られてしまったイチョウの樹…凍えそうなほどに痛々しい!
来年、しっかりと新芽を出して欲しいと、ひたすら願うのみです。
今日は一日、日照時間がゼロ!暖かな陽射しが射さなかった分、日中の気温も上がらず7度のこと。
これは底冷えになるはずで、少々電気代が掛かりますがエアコンを入れ、ブランケットで足元を覆い、ソファに潜り込んで外出は控えることとし、本を読んで過ごすことと致しましょう。
わたくしにとっては初読みの作家さんとなる村木嵐(むらきらん)・著『せきれいの詩』&『にべ屋往来記』を手に取りました。
この作家さんは今年出版界でとても話題になった『まいまいつぶろ』の作者であります。
すでに図書館に予約を入れておりますが…あと80人ほどの順番待ちとなっていますので、気長に待ちながら、村木氏の他の作品を読んでみようと思い、2冊選んで参りました。
新聞の書評と共に著者の紹介も記載され、この村木氏、京都大学卒業後、会社勤めを経たのち司馬遼太郎家の家事手伝いとして働き、司馬氏の没後は夫人の藤田みどり氏の個人秘書として19年間就いていたとのこと…ペンネームは「嵐」と勇ましいのですが女性作家でございます。
『せきれいの詩』はわたくしの苦手の分野である幕末が時代背景となっておりまして、尾張・徳川の兄弟たちの幕末から明治にかけての物語のようです。
タイトルからはちょっと判りにくいかと思います…これは後回しに致しまして、先ずはニベアクリームと間違えそうな『にべ屋往来記』から読むことにしましょう。
時代は関ケ原の大戦から15年…まだ戦国の名残がある身延山道・万沢宿の街道筋にある旅籠(はたご)が舞台となって、ここに泊まる人たちの人生模様を描いています。
「面白い!これは面白い!めっけもんの1冊だわぃ!」
旅籠といいますと登場人物は町人かと思っていたのですが、これが武家やその奥方の話にまで広がり、武士の矜持(きょうじ)が全体の軸となっての展開となっておりました。
読み進めていくうちに、何やらこちらの背筋もスッと伸びていくような気持ちの良い物語でございます。
みぞれが降って来てもおかしくないほどの冷え込みようで、今夜は冷蔵庫のあるものでひとり鍋を突つくことに致しました。
もう材料のほとんどが冷凍モノで、ひき肉団子は作り置き、豚肩ロース薄切りも3枚しかありません。
白菜も油揚げもカチンコチンに固まっておりました。
解凍することもなく次々と鍋に投入!
薄味仕立てにしてポン酢で頂きましょう!
〆は…あったまるうどんにしようかな?
本を読んだだけで終わってしまった日ですが、なんとも穏やかな一日でありました。
感謝!