「江戸から全国へつながる五街道の起点の日本橋は、また全国からの終点でもありました」

 コロナ禍で中止になっていた『日本橋。京橋まつり』が今日・29日に4年ぶり、それも50回目の記念大会として開催されました。

 先日、三井不動産に勤める友人と日本橋室町にある三井記念美術館に「超絶技巧展」を観た帰り、その友人から立派なパンフレットを渡されました。

 それが「日本橋・京橋まつり」のパンフレット…「うちも若い社員が法被(はっぴ)着て参加するのよ。かっぽれも出ると思うよ。何しろ4年ぶりだからねぇ~広報企画部も張り切ってるみたいよ」

「あーたは来るの?」

「来ないよぉ~せっかくの休日だもん、家でゆっくりするわ」

 お祭りにひとりで出かけても楽しくないよなぁ~と思いつつも、習っていたかっぽれも参加すると聞いてるし、11月3日公開予定の映画『ゴジラー1.0』のゴジラがパレードに参加するとパンフレットに書いてありました。

 ちょっと出掛けてみますかね。

 朝のうちは曇り空・小雨が降っていましたが、午前11時30分オープニングパレードの時は、この通り快晴となり、中央通りの沿道には多くの人たちが集まっておりました。

 活粋(かっき)パレードの始まりは木遣りの歌声と共に火消しの纏(まとい)が登場!

 渋い声がビルの谷間に響いています。

 中央通りは交通規制が敷かれていましたが、永代通りと八重洲通りは信号通りに通行がなされておりました。

 もちろんパレードも信号をきちっと守っての行進です。  

  

 このあたりの再開を担った三井不動産の社員が幟(のぼり)を揚げてやって来ました!

 友人が言っていたとおり三井紋が染め抜かれた法被を着ております。

 まだまだ続く地域開発、若手社員の肩に掛かっています…まずは「三井不動産音頭」を習得しなければ…頑張ってください!

 江戸っ子はせっかち・短気とも言われております…そのせいでしょうか?

 パレードは信号を守りながらもチャッチャと次から次へとやって来て、何が何んなのか頭がこんがらがって来ちゃいました。

 「あっ!」

 かっぽれの音曲が聞こえてきた!

 わたくし・お待ちかねの「江戸芸かっぽれ・櫻川千代之丞(さくらがわちよのじょう)連中」がやって参りました。

 日本橋・三越カルチャーサロンにも、かっぽれのお教室があるほど「江戸芸かっぽれ」は人気がございます。

 その三越前を揃いの法被とステテコで通って参ります。

 お稽古の甲斐があって生徒さんたちの踊りは活き活きとしておりました。

  

 さてと場所を少し移動してみましょう。

 高島屋の前までやって来ました!

 東京メトロ・シートブルーチームが「よさこい」をアレンジした踊りを披露!

 結成から20年が経ち、社員のみなさん一生懸命さと楽しさが伝わってきました。

 東京メトロ・地下鉄銀座線・東西線、都営浅草線はが乗り入れている日本橋駅・出入口前を通過…この通りの下には地下鉄東西線が通っております。

「ゴジラが来たぁ~!」と子どもたちの歓声が聞こえます。

 このパレードのお目当ては…このゴジラ!

 ゴジラの映画って70周年にもなるんだぁ~わたくしが68ですからね、思えばこのゴジラも相当なじぃさまですね。

 テレビドラマは好きなわたくしの幼馴染みによりますと…NHKの朝の連続ドラマ「らんまん」で夫婦役をした神木隆之介くんとと浜辺美波さんがまたもや、このゴジラで共演するのだそうで「らんまん」を見ているのかと勘違いしちゃうかもね」…って、そんなこたぁ~ないだろぅ?

 焦土と化した日本にと突如として現れたゴジラ…えっ?時代背景は戦後まもなくの東京が舞台だそうです。

 日本橋・室町コレドのTОHОシネマズで上映されると聞きました。

 幼馴染みは行く気満々!

「ぜったい一緒に観に行こうね」

 なぜって?幼馴染みのひとり息子・あきらくん…これが神木隆之介くんにそっくりなんです。

 左ほっぺにあるホクロを描いたて黒メガネを掛けたら浜辺美波さんも間違えちゃうかも?なぁ~んちゃって! 

 大きな交差点では陸上自衛隊第一音楽隊が通っています。

 東京練馬区・練馬駐屯地を拠点に1都6県を演奏担当しているそうです。

 自衛隊とはいえ定期演奏会を行っているほどの実力で国家的行事を含めたら年に100回以上の演奏活動をしていると聞き、びっくり!

 楽器を演奏する手や指を傷めてはいけませんから、あの過酷な訓練はしないのでしょうね。

 お江戸日本橋の演奏もこなすほどレパートリーは多いと聞きました。

 ゴジラが出没したら…そりゃぁ~自衛隊出動と決まっています。

 日本橋前で吠えているゴジラを陸上自衛隊・音楽隊が攻めて行っております。

 ゴジラのテーマ曲を演奏!

 頑張れ!音楽隊!ゴジラに負けるなっ!

 さてとわたくしなりに満足しましたので、帰ることに致しましょう!

 ゴジラの映画で30作品目となる『ゴジラー1.0』一緒に観に行ってみましょうかね