7月ころから咲き始めた百日紅(サルスベリ)…その名の通り100日間は咲き続けると言われています。

もうひとつ…「猿滑」の漢字も充てる読み方もあります。

幹がツルツルで猿も木から落ちるではないですが、木登り名人の猿でも滑ってしまって上手く登れないことから来ているとも聞きます。

一度ははこの目で樹から滑り落ちる猿を見てみたいのですが、この辺りには肝心の猿がおらん!

9月に咲くサルスベリは色も濃くなて、実穀(じっこく)も大きく実っているので花房も重くなりボリューム満点です!

 

花言葉は「雄弁・じょう舌」とあります。

おしゃべりな花と言うことなんでしょうか…?

そうか!花房が風に揺れるといっせいにゆらゆらとして賑やか!

白ありピンクありと日差しを浴びて、とっても楽しそうに映ります!

9月いっぱいまで咲いてくれることでしょう!

   

サラサラとしたきれいな砂が盛り上がってろいるアリの巣穴を発見!

巣穴から推測しますと…ちっちゃなアリのようです。

サクラアリかトビイロシワアリかと思うのですが、あんなに忙しく動き回っているアリの姿が見えません。

午後から雨の予報も出てますし、空気に湿気を感じ取り少し活動が鈍くなってしまったのでしょうか?

じっとしゃがんで待っていたのですが、1匹も巣穴からも出てきませんし、出先から帰って来るアリも見当たらず…詰まんない!

わたくしひとりだけ…ヒマで退屈を持て余している感じ?

う~ん…反論できない自分がおります。

雨が降って来たら、せっかく堀った巣穴も雨に流されてしまい、また一からやり直しをせねばならぬかと思います。

先ずは棲むところを確保、次に女王アリに餌を運んで子孫繁栄、卵の世話から幼虫の子育てと一致団結して巣穴を守って行かねばならぬアリたちであります。

雨で何回でも流されようが穴が塞がれようと負けるわけには参りません。

何度でも何回でもせっせと穴を掘るのがアリの宿命でありましょう。

ヒマだの退屈だのとブチブチ言っていることは許されませんが、働きアリの中にも怠け者がいることはいるんです。

イタリアの経済学者・パレートが発見した法則だと学校で習いましたが…早く言ってしまうと「売り上げの8割は全従業員のうち2割で出している」…つまりは8:2の法則であります。

働きアリでも働きバチでも実際に巣を動かしているのは全体の2割だと言うことです。

わたくし…残りの8割にちゃっかりいるような気も致しますが、ヒマだの退屈だのとボヤいているのは人間ぐらいなものでしょう。

いつまでもここにしゃがんでいるほど、わたくしだってヒマではありません。

そろそろ帰って、ひとり暮らしの巣穴の管理をしなくっちゃ!

洗濯をしたり食材の調達をしたり、風呂もトイレも掃除をしなくては気持ちよく暮らせませんからね、立ち眩みが起きないよう、そろりと立ち上がるとしますか。

通り雨かな…ぽつぽつと雨粒が落ちてきました。

このひと粒でもアリの巣穴にパシャッと落ちたら、きっと慌てるだろうなぁ~

慌てふためいているアリの姿、ちょっと愉快!

さて、今夜は鶏のつくねをこさえてみました。

焼き鳥にはネギは欠かせないのですが、夏のネギはあまり美味しくないと思い込んでいたのですが、とろっとした甘みはないものの、甘辛くしっかりとした味付けなら充分に美味しく仕上がりました。

雨のおかげでしょうか…少しだけ涼しい風に変わったようです。

童話「アリとキリギリス」を思い出しています。

これからアリたちは冬の貯えをするため、いくら時間があっても足りぬことでありましょう。

何度か台風で巣が流されてしまうかも知れぬと思うと、少しばかりアリたちが気の毒に思えます。

人間も何度だって立ち上がって頑張っているよ。

お互い、力を合わせて2割であるように…ファイト!

冬になったら、ゆっくりと休んでね。

 

『働く蟻よ勤勉は美徳ならずとよ』

(はたらくありよきんべんはびとくならずとよ)

富安風生(とみやすふうせい)