いよいよ待ちに待った祭りが始まりました!

町内に設けられた御旅所に子どもと大人の神輿がそれぞれ納められました。

本日は子どもたちが山車だし)を引いて神輿が通る道を清めて参ります。

    

今日は「山の日」だそうで、2014年に制定された新しい祝日で、今年になって第11番目の祝日となります。

でも…学生や生徒たちにとっては元々夏休み期間中の祝日となるので、なんら影響はないかと思われます。

わたくしたち前期高齢者にとっては、もともと登れる山などももなく、況してや東京・深川では富士信仰で祀られた富士塚ぐらいしか高いところはなく、それを登るにも息切れしちゃいます。

然も毎日が日曜日・祝日のような日々を送っておりますから、残念ながら格別親しみが湧く祝日ではございません。

それでも東京近郊にある里山の保存を願う気持ちは年々強くなり、できれば下草刈りに参加したいと思ってはおります。

今日は山は山でも山の字が付く「山車」を見て満足と致しましょう。

   

大人の神輿は12日に町内を回る予定となっておりますが、果たして台風7号はどうなりますやら…

6年ぶりの本祭りですからね、何んとか富岡八幡宮様の神輿渡御に参列したいものと願っています。

ピカピカに磨かれた鳳凰のくちばしには稲穂が咥えられております。

五穀豊穣を祈願しての稲穂でございます。

「わっしょい!わっしょい!」の掛け声とともに揺れる鳳凰の姿を見るのも久しぶりのこと…「東陽二」と書かれた文字…誇らしい気持ちが胸に溢れて参ります。

    

何んとなく不吉な気配がする…と思ったら近くに住む幼馴染みがわずか2メートルのところで手を振っていた!

ぐわっ!四角い顔の旦那も後ろでニコニコしている…思わず回れ右をしそうになったけど、自制心の強いわたくし…「ども!久しぶりです。おふたりお揃いで珍しいね」

「ヤダァ~私たちどこへ行くのも一緒よ!あ~お祭りって良いねぇ!あきらも山車引かせてもらったから懐かしいねって言ってたの!」

幼馴染みのひとり息子・あきらくんは今年26歳だというのに大学院に4年通い、今は研究室に入り論文を書きまくっているとか…まだ親の脛を齧りついて離さないと、幼馴染みは嬉しそうに話しています。

とんでもない野郎だわ!

「この間のナスのたたき、美味かったですよ。またお願いします」

またって…女房に作らせろよ!

   

「ねぇ!私たちサ、これから担々麺食べに行こうって話してたんだけど、一緒に行かない?」

「担々麺?この暑いのに辛いの食べに行くの?」

なんでも今年の5月だかに開店したばかりのお店があるそうで、あきらくんが大学の学部生と行ったとかで、モダンな店内で「すっげぇ美味かった!」らしいんです。

脛齧りの言うことなんぞ信じられないけど、六本木アークヒルズと神田・小川町に続く3店舗目が東陽町に出店…毎日行列ができるほどの人気なのだとか。

「もともとはつけ麺・つじ田っていう濃厚なラーメン専門店らしいんですけどね、その店の担々麺専門店みたいですよ、行きましょうよ!」

四角い顔のパパに誘われたら断るワケにもいかないし…なんか話の流れからいくと奢ってくれそう?

店の正式名は「成都正宗担々麺(せいとまさむねたんたんめん)・つじ田」だそうで、この店舗の上が担々麺のみを出す店らしい…急な階段を上がって行くと、確かに店内は意表を突くモダンさ?

食べてる間中、店内に飾ってある写真の熱い視線を感じる不思議な店であります。

「若者向けだねぇ」

わたくしは辛い汁にむせると大変なことになると思い、汁なし担々麺…夫婦ふたりは汁あり坦々麺を注文!

わたくしが心配した通り、夫婦で咽てやんの!

「仲の良いことで…」

「喉と鼻が痛いぃ~!あーた笑ってないで、水汲んで来てよ!」

でも…混ぜ混ぜして食べる汁なし担々麺…コクのある辛みとひき肉の甘辛さが相まって旨い!

カシューナッツのほのかな甘みとの組み合わせもなかなかなものです。

味変を望むなら備えてある黒酢や唐辛子などを加えれば、また食が進むでしょう。

行列ができるの、解りました!

汁なし担々麺は麺が少し太くなってまして、辛い汁がよく絡むよう工夫されております。

汁ありの麺は細打ちで辛い汁を吸いこまないようになっているかと思います…が、そうと知らずに汁ごと吸っちゃうおっちょこちょいもいるようです。

「山椒が効いてるねぇ~今になって痺れてきた!」

「どこが痺れてんの?舌?良かったじゃない。手足が痺れたら脳梗塞だかんね!」

「ったく!山椒で脳梗塞になったら担々麺も麻婆豆腐も食べられないわっ!」

「でも、このスープは飲み干したくなるほど旨いなぁ~この中にご飯入れたら、ぜったい旨いと思うよ」

如何にもサラリーマン的なご感想…

思った通り、ここはサラリーマン・パパの奢りでゴチとなりました。

仕方がない…またナスのたたきを作って差し上げましょう!