「おはようございます!」

1階・エレベーターホール脇にある集合ポストを覗いていたらマンションの管理人さんに声を掛けられました。

「おはようございます」と挨拶を返しながら顔を向けましたら…掲示板に何やら貼っている様子。

  

「おぉっ!今年は本祭り、やるんですか?」

「そうなんですよ!うちの町内会の御神輿(おみこし)も参加するので担ぎ手を募集してるんです。どうですか?」

「どうですかって…神輿に乗るならまだしも、担ぐとなると無理ですよ!」

管理人さんはわたくしと話しながらも、もう一枚のポスターにも画びょうを刺しています。

『金棒曳きのお嬢さんを募集』のポスターです。

お嬢さん…これならできるかも?

深川・富岡八幡宮例大祭、新型コロナの影響で前回は開催を見送り、深川っ子は淋しい夏を過ごしました。

神田祭・山王祭と共に江戸三大祭りに数えられている深川祭…今年は待ちに待った6年ぶりの本祭りとなります。

本祭りは各町ごとに所有されている御神輿が地域の人たちに担がれ、隅田川に架かる永代橋を渡ります。

お隣、中央区の箱崎、新川も深川富岡八幡宮の氏子でございます。

今年は豊洲エリアの神輿も参加とのことで全部で55基の神輿が連合渡御(れんごうとぎょ)する予定だそうで、水かけ祭りとも言われている本祭り、その迫力ある渡御を見られることは、とても楽しみであります。

「今年は半纏(はんてん)も新調するって聞いてますし、2丁目は盛り上がると思います」

「水を掛けるポリバケツとホースが売れますね」

「そうそう!予算計上したんですよ」

6年ぶりですからね、きっとどこの町内会でも真新しいバケツを購入するかと思います。

やっぱり祭りは経済効果を生みますね!

わたくし・68歳の老体とは言え、いつ何時何が起きるかわかりません。

神輿を担ぐこたぁ~ないだろうとは思いますが、人生長く生きてると何がどうなるか見当もつかぬことが起こり得るものです。

体力だけは付けておかねば…昼間のうちに鶏・手羽先を唐辛子のタレに漬け込んでおきましょう!

気分はお祭り…深川祭りの掛け声は「わっしょい!わっしょい!」でございます。

声帯の鍛錬も忘れずにしておきますか。

さぁ~!真夏に向けて忙しくなるぞ!