今が旬の苺!
我が家行き付けの八百屋で、栃木産の「とちおとめ」がふたパックで600円と言うお買い得品を見付けました。
えっ?600って2で割り切れるじゃんか?
わたくし・ひとり暮らしでありますからね、苺ふたパックってけっこう食べ応えがあるんです。
「おぃちゃん!端数がないんだから、ひとパック300円になるよね?ひとパックだけちょうだい!」
「おみえちゃんよ。コレはね正真正銘の「とちおとめ」なんだよ。ふたパックで買うところに意味があんの。ひとパックだとね、330円なの」
「苺に正真正銘とかあんのぉ?いきなり30円も吹っ掛けるなんて信じらんないよ」
「あのね、数をこなして薄~い利益を上げるんだよ」
「薄利多売ってヤツ?」
「そう!世の中ね、そう甘くないの。ふたパック買って行こう、おみえちゃん!ジャムにすりゃぁ、ふたパックなんてあっと言う間に使い切っちゃうよ」」
「う~ん…世の中と違って苺は甘いんだよね?」
「甘いよ!今が露地栽培のピークだからなぁ~砂糖も練乳も要らない!」
苺ジャムもずい分とご無沙汰してるなぁ~
よし!思い切ってふたパック買うぞ!
正真正銘の「とちおとめ」と言うことで、ひと粒ひと粒がとてもしっかりとしております。
新鮮なうちに下拵えを済ませてしまいましょう。
適当な大きさに切ったらグラニュー糖を掛けて1時間ほど置いておきます。
浸透圧で抽出された果汁がたっぷり!
この果汁だけでジャムに煮上げていきます。
苺の芯までしっかりと沸騰点に達するよう強火で炊きます…わたくしは浮き上がってきた灰汁は取りません。
灰汁は雑味になると言われておりますが、苺の灰汁ごときにチマチマとすくい上げる手間ひまは掛ける必要なしと思い、すべてを頂きます。
大事なのはレモン果汁で、これは後味をスッキリさせるのと、濃度をつけるペクチンの役目も果たしてくれますので、レモン半分は搾って入れたいと思います。
最後まで強火で約20分ほどで出来上がり。
焼き立てトーストに出来立ての苺ジャムをのせて頂きましょう。
そこへ練乳もかけて…贅沢気分でパクリ!
う・うまぁ~い!
これなら…4パックあっても余すことなく完食できたかも?
今日のお八つは、この苺ジャムを使おうかな…ヨーグルトにかけるか?アイスクリームにかけるか…迷っちゃうなぁ~
本日は熱中症の注意報も出るほどの夏日となるとのこと…午後は読書タイムで過ごしますか。
今野敏・著『隠蔽捜査 審議官(いんえぺいそうさ・しんぎかん)』を手にソファへ。
隠蔽捜査シリーズ10作のスピンオフとなる連作短編集で、9つの物語が収められております。
あのキャリア官僚・竜崎伸也警視長が登場!
この物語の主人公・竜崎警視長のファンは多いと思います。
わたくしも、頭が切れてまるでマジックのような推理で事件を解決し、妻・冴子を愛し頼りにしている愛妻家で部下思いの竜崎伸也の大ファンでございます。
今回の短編集にも家族が大活躍、前の勤務地・大森署のメンバーや赴任先の神奈川県警の面々など名脇役が登場し、期待通りの活躍をしてくれています。
サクサクと完読…ちょっと早いけどお八つといきますか。
湿度はないけど温度計は24、6度を指しています。
バニラアイスに苺ジャムをたっぷりとのせて頂きましょう!
旬の果物が持つ力強さを感じました!
『苺ジャム男子これを食う可らず』
(いちごじゃむだんしこれをくうべからず)
竹下しづの女(たけしたしづのじょ)